「ASIOS」―超常現象を懐疑的に調査する会―のメンバーによるブログ。

2016年10月05日

銚子に現れたUFO

 本城です。
 昨夜、「世界がビビる夜」という番組が放送されました。ご覧になった方もおられたと思います。

 番組では、コンタクティの武良さんがUFOを召還するという、いつものコーナーがありました。事前に全然盛り上がっていなかったため、UFO映像はあまり撮れなかったのかと思いましたが、結果的には3つ撮れていました。そこで、その3つのUFOについて検証したいと思います。

 まず前提の確認です。場所は千葉県の銚子で、収録日は9月26日でした。

第1のUFO
 これは2つの光点で、現れたのは南の空。とくに変わった動きはありませんでした。銚子の西には成田空港もあり、南からの航路もありますので、普通に飛行機のライトだと考えて問題ないように思いました。

 なお光は途中で消えましたが、これは雲に隠れたか、向きが変わって見えなくなったかのどちらかではないかと思います。

第2のUFO
 これは1つの光点で、現れたのは南西の空。色はオレンジ。飛行機の可能性は動きが止まって見えるとのことで否定されていました。また、星の可能性も最初は見えず、途中から見えて、また消えたということで否定されていました。

 正体は何でしょうか? 止まって見えるオレンジの光点ということで、真っ先に思い浮かぶのは火星です。そこで天文ソフトを使って、当夜の夜空を再現してみました。

mars.jpg


 時間は何時頃だったのか不明なため、とりあえず夜8時半で再現してみましたが、南西の方角に見えるのは、まさに火星でした。この日の明るさは0等星ですから、けっこう明るく見えたと思います。
 
 けれども途中で現れたり、消えたりしたのは? 雲に隠れたのかもしれません。そこで気象庁の衛星画像を確認しようと思ったのですが、残念ながら9月の記録はもう閲覧できませんでした。

 他を探すと日本気象協会には衛星画像の記録が残っていたものの、「東日本」のように大ざっぱな範囲でしか見られないため、銚子の空がどうだったかということは、はっきりわかりません。

 それでは、ということで、銚子地方気象台に問い合わせてみることにしました。すると、気象画像はないながら、雲量については記録されているというので、その記録が見られるページを教えていただきました。

 こちらです。記録を見ると、雲量のところに数字が書いてありますね。これは全天を10とした場合の雲の割合を表しているのだそうです。

 つまり18時に8とあるのは雲が8割、21時に4とあるのは、その時間に雲が4割あったということです。残念ながら、どの方角にどれくらい雲があったかということまではわかりませんが、雲自体はそれなりにあったということはわかります。

 であれば、途中から見えてまた消えたというのは、雲に隠れていた火星が合間から見えて、また隠れてしまったという可能性も十分考えられるのではないかと思います。

 なお、他に止まっているように見える光点としては、奥からこちらに向かって飛んでくる飛行機も、横方向には動かないため、止まって見えることがあります。この場合、火星は雲に隠れていて、ずっと見えなかったのかもしれません。

 第3のUFO
 最後は白っぽい2つの光点が、ユラユラ揺れながら、下に落ちていくというものでした。これは、その動きから考えて、普通に電飾凧のように見えました。揚げた凧が落ちちゃっただけでは、と思います。


 さて以上のように、UFOの正体として、残念ながら宇宙人の乗り物という可能性は低そうです。でも今回調べて勉強にはなりました。地方気象台の方から、雲量は8割までなら記録上は「晴れ」になるということを教えていただいたからです。

 感覚的には8割も曇りなら「曇り」だと考えがちですが、定義では晴れになるのだそうです。天気記号で晴れになっているからといって、雲がほとんどないかというと、そういうことではないのだとか。大変参考になりました。
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2016年08月17日

「幻解!超常ファイル」の最新回が8月20日に放送予定

 本城です。
「幻解!超常ファイル」の最新回と、いくつか他の番組も放送されますので、ご紹介します。

▼8月20日(土)21時00分〜22時30分 NHKBSプレミアム
「幻解!超常ファイルSP アメリカUFO神話2 政府は異星人を隠しているのか?」
 去年の夏にスペシャルが放送されましたが、今年もスペシャル番組が放送されます。内容はエリア51とマジェスティック12だそうです。

 マジェスティック12といえば、とっくに終わっているネタかと思われがちです。ところが意外にも海外の番組を見ていますと、今でも新証言が出たとか何だとかで定期的にマジェスティック12は登場します。現役のネタなんですね。

 他にも海外取材をいろいろされているようで、楽しみです。番組には皆神龍太郎さんも出演されます。また、番組プロデューサー・渡辺圭さんのスペシャルコラムもあります。

 さらに先日発売されました『怪奇秘宝』というムックでは、私が渡辺プロデューサーにインタビューさせていただきました。インタビュー内容は記事になっていますので、ご興味のある方はどうぞご覧下さい。

▼8月20日(土)21時00分〜23時10分 フジテレビ
「土曜プレミアム・ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016」
 残念ながら放送時間が思いっきりかぶってますが、毎年恒例のほんこわは今年も放送されます。

▼8月21日(日)19時54分〜21時48分 テレビ東京
「昭和平成ヒット商品全部見せます!〜その時茶の間は動いた〜」
 ノストラダムスの大予言、こっくりさん大流行、UFO、心霊写真探し、給食のスプーン曲げなど、オカルトブームの変遷をみるという企画があるそうです。
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2016年08月01日

2016年8月前半のオカルト・心霊番組

 本城です。
 8月上旬に放送されるオカルト番組がいくつかありますので、現在わかっている範囲でご紹介します。
 
▼8月3日(水)18時55分〜22時00分 テレビ東京
「最恐映像ノンストップ4 “怖すぎて震える”真夏の恐怖映像53連発!」
 ここ何年か夏に放送されている定番の心霊番組です。心霊映像や心霊写真も多いです。

▼8月3日(水)19時56分〜21時54分 TBS
「世界の怖い夜!夏休み背筋も凍る大絶叫SP」
 この番組も近年定番になっている心霊番組です。放送内容は「世界の最新恐怖VTR」、「心霊タクシーツアー」、「座敷わらしの出る旅館」、「怪奇現象に悩む家」など。

▼8月4日(木)23:00〜23:30 フジテレビ
「アウト×デラックス【ネッシーとオリバー君でボロもうけした伝説の男・康芳夫】」
 荒俣宏さんいわく、「異能の仕掛け人」「呼び屋」の康芳夫さんが出演されます。1973年にネッシー探検隊、1976年には人とチンパンジーの混血児といわれたオリバー君来日を実現させるなどした人です。
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2016年07月23日

鏡に映すと形が変わって見える錯視

 本城です。
 明治大学の杉原厚吉教授が発見された立体錯視をご存知でしょうか。

topgarageroof.jpg

fullmoonstars20.jpg

 鏡に映すと形が変わって見えるという錯視です。上は2015年にベスト錯視コンテストで準優勝した作品。下は2016年に同じコンテストで準優勝した作品になります。

 普通に見たら、思わずCGなんじゃないかと疑ってしまうほどハイレベルな錯視です。一体どうなっているんでしょうか。

 仕組みが知りたくて、詳しい解説が載っている杉原教授の『変身立体: 鏡に映すと姿が変わる立体錯視の秘密』という本を読みました。

 この本には展開図の他に作り方も載っていまして、ガレージの屋根の方は画用紙に展開図を印刷すれば自作も可能です。(円筒の方は3Dプリンターが必要。横から見た形は本に載っています)

 時間が無くて細かいところは雑になってしまいましたが、自分で作ることはできました。自作だと鏡の前でいろいろな角度を試せて、解説を読むだけより理解が進みます。

錯視図.jpg

 こんな感じです。実際に試してわかったのですが、角度の他に影も大事なポイントでした。光が横から当たってしまうと影が横に出来てしまって、うまく錯視が起こりません。上から光を当てるのが大事です。

 錯視が起こる理由については、前出の杉原教授のホームページか本をご覧ください。本の方は、他にも様々な立体錯視が紹介されていまして、とても参考になります。

 お子さんがいらっしゃる方は、夏休みの自由研究にも使えるかもしれません。ぜひ自作して、ご自身でも試してみてください。きっと楽しめて勉強にもなるはずです。
posted by ASIOS at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする