「ASIOS」―超常現象を懐疑的に調査する会―のメンバーによるブログ。

2008年12月29日

今年もやります年末超常番組

本城です。
毎年恒例となっているビートたけしの年末超常番組ですが、今年も30日の夜に放送されます。

12月30日(火)テレビ朝日 18:30〜20:54
「ビートたけし緊急報告禁断の衝撃スクープ!!超常現象(秘)Xファイル」

今回は、ロズウェル事件エドガー・ミッチェル月の石疑惑、気功師の斉藤鉄成さんなどが取り上げられるみたいですね。
最初の3つはそれぞれ参考ページがあるので、予習して見るとより一層楽しめるかもしれません。

気功師の斉藤鉄成さんについては、二重盲検法(ダブルブラインドテスト)で調べれば真偽がすぐにわかると思うのですが、番組でそれをやることはまずないだろうと思います。

以前にASIOSのメンバーから聞いた話では、気功師やヒーラーなどを二重盲検法でテストして偶然の結果しか出なかったときに、関係者が「二重盲検法だけはやっちゃダメなのに・・・」とボヤいていたそうです。ハッキリと結果が出てしまうことを知っている人もいるんですね。

なお、当ブログではこれまで2件ほど気功関連の記事を書いています。そちらも読んでおくと番組を見るときに面白いかもしれません。
「気功で人は倒せるのか」
「気功師 vs 狂犬AD」


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2008年12月25日

CNNでUFO特集

こんにちは。蒲田です。

 私は超常現象関係の話題なら、広く興味を持っているのですが、その中でもUFO関連は、特に強い興味を持っています。ロズウェル事件について色々と調べ始めたのも、1990年代はUFOといえばロズウェル事件というような状態になっていたからです。

 ところで、私も最近知ったのですが、CNNでUFO特集のようなものをやったようです。先月末から今月の初めにかけて、5回ほどのシリーズだったようです。以下のページで放送内容を紹介していました。
http://www.y-asakawa.com/message/kinkyu-message59.htm

 第1回目には、エドガー・ミッチェルが登場していますね。私の専門はロズウェル事件なので、第2回目をとりあげてみます。

 最初に出てくるのは、ロズウェル国際UFOミュージアム館長だった、ウォルター・ハウトの娘さんのようですね。あくまで個人的な印象なんですが、ハウトは地元と家族の経済的な安定のために、事件に肯定的な証言を残したんじゃないかと思ったりします。なんか、この特集でも最後の方に利権の話がちらっと出てきたり…。
http://www.geocities.jp/myth_of_roswell/witness.html#haut

 次がドナルド・シュミットですね。彼は嘘の経歴を使っていたりして、一緒にロズウェル事件の本を出したUFO研究家ケビン・ランドルからまで、虚言癖があるからもうコンビを組むことはないなんて言われた人です。もうちょっとまともな人に…。
http://www.geocities.jp/myth_of_roswell/person.html#schmitt

 フランキー・ロウは、父のダン・ドワイヤーが地元の消防士で、事件当時に現場に行ったと主張していたのですが、他の事件に肯定的な証言でも消防士が墜落残骸の対処に当たったという話はないんですよね。事件後すぐに軍が閉鎖して、一般人は近づけなかったという話ばかりです。
http://www.geocities.jp/myth_of_roswell/witness.html#dwyer

 全体的に、取り上げている対象が微妙な感じですね。手を抜いたのかな(もしかしたら2007年のシュミットの本だけしかソースにしていないのかも)。
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2008年12月23日

簡単な10ステップで霊能者になる方法(後半)

本城です。
昨日の記事の続きを書きます。

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STEP6
image.jpg質問だと見抜かれないような言葉を使い、客から追加の情報を得てください。

・私は○○という印象を持ちましたが、あなたには思い当たることがあるでしょう?
・あなたは○○と繋がりを持っていますね?
・○○のほうが好きだと思っていますね?


※右上はスケプティック・ソサエティで紹介されていたイラストです。まさにこのような態度で上記の発言をすることが多いようです。語尾は普通の疑問文ほど上げないように注意したほうが質問だとバレにくいです。


STEP7
先人の権威と専門用語を利用しましょう。

コールド・リーディングのスペシャリストであるイアン・ローランドは、このテクニックのことを「専門用語大作戦」と呼んでいます。
専門用語の使用は、読者が論理的に考えるのを困難にし、秘密の知識を羅列するあなたが権威者であると思い込ませることができます。

また儀式などを行うと、客には協力的な感覚が生まれ、さらに疑問や抗議なども行いにくくなります。


STEP8
客の考えを推論するために、心理学や社会学も利用しましょう。


STEP9
客が何を望んでいるのかを考え、客が喜ぶようなことを言いましょう。

誰にでも当てはまる一般的なことであっても、客は自分の人生の特定のことに勝手に結びつけてくれます。すると客は、あなたの霊視が驚くほど正確であったと思い込んでくれるでしょう。


STEP10
言い訳を準備し、あらゆる結果を利用してください。

 ・はじめに霊視が100%正確ではないと述べる。
 ・もし客が間違いを指摘してきたら、あなたは次のように述べるといいでしょう。
 体調不良などを理由に「霊界との接続がうまくいきませんでした」
 「昔に起きたことなのであなたは忘れている可能性があります」
 もしくは「それはこれから起きることなのです」


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これで10ステップの終了です。
ここで紹介した内容はアメリカ式なので、日本とは合わないものもあるかもしれません。特に日本の場合は、自分に霊能力がないことを自覚しながら客を騙そうとする、いわゆる「目覚めているタイプ」は少ないと思います。

そのため最初からイカサマ師だと決めつけるのではなく、こういったテクニックを無意識にでも使えば霊能者として振る舞うことができてしまう、ということを覚えておけば、一歩引いた視点から眺めることができるようになるのではないかと思います。
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2008年12月22日

簡単な10ステップで霊能者になる方法

本城です。
今回はアメリカの3大懐疑団体のひとつ「スケプティック・ソサエティ」が公開している「簡単な10ステップで霊能者になる方法」を翻訳して紹介したいと思います。

同団体の代表を務めるマイケル・シャーマーによると、この10ステップを1日練習するだけで、彼のことを「本物の霊能者」だと客に思い込ませることができたそうです。

その方法というのは、いわゆる「コールド・リーディング」などのテクニックも含まれていますが、他にも雰囲気作りなどのテクニックも含まれています。これらを使えば、本当は自分に無い霊能力をあると思い込ませることができるというわけです。

一度に全部紹介すると長くなってしまうので、今日と明日で半分ずつ紹介しようと思います。それではまず前半の5つです。

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STEP1
客に親しみと快適さを経験させるための舞台を準備しましょう。

あなたを偉大な霊能者に見せるためには、魔方陣や占星図、参考図書でいっぱいになった本棚といった小道具がとても重要です。
また、座り心地の良い椅子と小さいテーブル、レースのテーブルクロス、キャンドル、暖色系の照明、お香などは、“スピリチュアルな”印象をあなたの客に与えるでしょう。


STEP2
同情的で思いやりのある人物を演じてください。
そうすることで客は、あなたの発言をより受け入れやすい状態になります。

柔らかな声、穏やかな振る舞い、微笑み、一定のアイコンタクト、時折、耳を客の方に向けるといった行為を心がけると良いでしょう。脚を組んだり、腕を組んだりといったことはやってはいけません。

あなたは自分のことを「直感・創造的」な霊能者であると言いましょう。そして客には、様々な心の悩みを抱えて自分のもとにやってきたことがわかると説明しましょう。(客の心はニューエイジやスピリチュアルを好むようになっています)

そしてあなたがミスしても合理化できるように、次のように言い加えるといいでしょう。
「私の霊視が100%正確であれば素晴らしいでしょうが、誰も完全ということはありません」


STEP3
多くの人は、次の7つのことに関して悩みを持っています。

愛、健康、お金、仕事、旅行、教育、夢

さりげなく質問をしながら、まずは客がどのカテゴリーの悩みをもっているのか見当をつけるといいでしょう。


STEP4
霊視は「バーナム効果」を使って始めます。
※バーナム効果とは、誰にでも当てはまるような一般的な人物描写を、自分だけに当てはまるものだと思い込んでしまう現象のこと。

実演の様子は下記リンク先の動画で見られます。
http://www.asios.org/movies.html#movies3
http://www.asios.org/movies.html#movies5


STEP5
バーナム効果のあとは、より具体的な内容にしていきます。
以下の事柄に触れれば、大抵の人々は思い当たることがあるでしょう。

 ・子どもの頃のおもちゃ、本
 ・古い写真
 ・もう動かない時計か腕時計
 ・もう動かない電化製品
 ・古い医薬品か、時代遅れの医療器具
 ・死んだ家族の誰かが残した宝石
 ・冷蔵庫か電話の近くにあるメモ
 ・昔やっていた趣味の本
 ・何をあけるものだったか思い出せない鍵
 ・開けない、もしくはスムーズに動かない引き出し


さらに個人に関するものもあります。

 ・子ども時代の水に関する事故
 ・住所に関連する数字の「2」
 ・ひざの傷
 ・子どもの頃は長い間、髪が短かった
 ・一度も着なかった服
 ・財布や手帳に好きな人の写真
 ・片方をなくしたイヤリング、ピアス


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さて、ここまでが前半の5ステップです。いかがだったでしょうか。
STEP2は江原氏が実践しているテクニックですね。よく、霊能者の態度で本物か偽者の区別をつけたがる人がいますが、これは最も騙されやすい基準なので使わないほうがいいと思います。

STEP5は私の場合、17項目中14項目も思い当たることがあります(笑)。とくに思い当たる節がないのは「死んだ家族の誰かが残した宝石」、「子ども時代の水に関する事故」、「財布や手帳に好きな人の写真」の3つだけです。

そういえば最後の写真については、江原氏が檀れいを「オーラの泉」で霊視したときに言っていましたね。こういった項目は、一度言及すると相手は自分から思い当たることを色々と話してしまって簡単に情報が得られるものです。

そして霊能者が言っていたのは最初のキッカケになる事柄や、途中の相づちだけだったりするのに、自分が話した詳しい内容も霊能者が霊視したことだと思い込んでしまうことがあるので注意が必要です。

後半の5ステップは明日紹介します。お楽しみに。
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2008年12月16日

『不思議大陸アトランティア』

本城です。

atlantia.jpg徳間書店から、新しいオカルト雑誌(コンビニ販売)が創刊されてました。その名も『不思議大陸アトランティア』。あすかあきおが命名したそうで。学研の『ムー』を意識した名前ですね。

ひととおり読みましたが、ひとつひとつの記事が短いためか、内容は『ムー』より薄い感じ。でも特別付録としてDVDがついてます。マンガも多いかな? あと否定派の大槻教授も記事を書いていたりするので、そこはムーと違いますね。

昔、角川から『ボーダーランド』というオカルト雑誌が出ていたことを思い出しました。この雑誌は肯定派と懐疑派が呉越同舟していて、なかなか面白かったんですよ。でも版元がドンブリ勘定だったらしく、数年で廃刊しちゃいました。

『アトランティア』はどうなるでしょうかね。もう少し内容を濃くしたほうが長く続くとは思いますけど。


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2008年12月09日

「世界の怪奇現象・大追跡スペシャル」

本城です。
先週の木曜に放送された「世界の怪奇現象・大追跡スペシャルY」はご覧になりましたか? 大体、年に一回ぺースで放送される日テレの超常現象番組です。

内容は超能力捜査をメインに据えていて、出演するのはノリーン・レニアとローリー・マッコーリーの2人がセットになっていることが多いです。

ノリーンは毎回登場の際に「広島一家失踪事件」を的中例として挙げますが、実際のところ、彼女が最終的に透視した場所と、一家の遺体が発見された場所は直線距離で20qも離れているんですね。つまり全然的中していない。もちろん番組ではそのことに触れませんけれど。

またローリーに関しても、日本での透視的中による事件解決例は過去にゼロ。いつも当たらないのに、よく出られるなと思います(^^;)

なお、2年ほど前に放送されたシリーズ第四弾のときは、ローリーのことが詳しく紹介されていたのですが、そのとき肯定的な発言を連発して彼女の能力に太鼓判を押していた刑事のことを覚えている人はいますかね?

オレゴン州にあるレイク・オスウィゴ警察のロバート・リー刑事です。番組では伏せていましたが、実はこの人、ローリーの夫なんです。20年前に被害者家族の要望によりローリーが関わった事件をキッカケとして知り合ったんだとか。(最初から怪しいと思われていた)犯人を逮捕するまで1年近くの間、定期的に彼女と会っていたらロバートのほうが好きになっちゃったそうで(笑)。事件解決後に彼のほうからプロポーズしたそうです。

そんなわけで、ローリーは身内なわけですから、今後、彼が番組に出て発言する内容は少し割り引いて聞いたほうがいいかもしれません。
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2008年12月05日

携帯フィルタリング

 こんにちは、蒲田です。

 総務省が携帯フィルタリングを強力に推し進めているということで、色々なところで話題になってたりします。単純に「臭いものには蓋という規制は間違っている!」と主張することもできるのですが、実態を考えると原則論を主張するのはなかなか難しい問題なんじゃないかなと思います。フィルタリングじゃない対処法も含めてもっと革新的なアイデアが必要なんじゃないかなと。

 ところで、携帯フィルタリングの対象になるかどうかは、NetSTARがデータベース化しているカテゴリ分けが元になっているとか。携帯キャリアでは、「オカルト」カテゴリはフィルタリング対象となっているようですね。…超常現象って一般的に「オカルト」に分類されてますよね。

 というわけで、ふと気になって「Myth of Roswell Incident」がフィルタリング対象になっているか調べてみました。案の定「オカルト」に分類されているのでフィルタリング対象ですね…。当然ながら、ASIOS会長の「超常現象の謎解き」も那須野さんの「気になる資料室」も「オカルト」分類でフィルタリング対象です。

 今のところ「ASIOS公式サイト」はフィルタリング対象になっていないようですが、前例に従って考えればそのうち「オカルト」分類になると考えるのが順当ですね。

 こんな感じなので、現在は超常現象を教材として用いたジュニア・スケプティックをWeb発信するのは難しそう。こういった分類では避けようのない問題ですね。カテゴリに「懐疑論」みたいなのを追加するぐらいしか方法はなさそうです。どのページも今のところ携帯電話向けのページは作っていない状態ですが、未成年だってアクセスして欲しいページなんですけどね…。
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2008年12月01日

噂の秘密結社『フリーメイソン完全ガイド』

本城です。
先月のことですが、『フリーメイソン完全ガイド〈上〉』という本が出版されたのをご存知でしょうか。(下巻もあります)

タイトルにある「フリーメイソン」とは、陰謀論ではおなじみの秘密結社です。世界をウラで操っているとかよく言われてますね。
今回、紹介の本では、そのフリーメイソンの現役幹部が組織のことを詳しくガイドしてくれるという内容になっています。目次はこちらをとうぞ。

「完全ガイド」というだけあって情報量はかなり多いです。以前、出版元の楽工社へ行ったときに原著を見せてもらったときの記憶では、1000ページくらいあったかもしれません。かなり分厚い本でした。

日本語版は2冊買うと5000円くらいしてしまいますが、上下巻合わせて900ページもあることを考えれば、これでも安いほうだと思います。

もしあなたの周囲に、もっともらしくフリーメイソンの陰謀論を唱えている人がいれば、今後はこの本を紹介してあげてください。とりあえず、この本を読んでから出直して来いと(笑)。

でも実際、そう言えるだけの価値がある本だと思います。読者層は限られますが興味のある方にはとてもお勧めです。

・関連記事
『懐疑論者の辞典』

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