「ASIOS」―超常現象を懐疑的に調査する会―のメンバーによるブログ。

2009年10月20日

ニューチルドレンたちの予言

 本城です。
 先日、昔のオカルト雑誌を読み返していたら、『ボーダーランド』(1997年6月号)の中に面白い予言記事を見つけました。タイトルは長いですが、「史上最年少!? 5歳児コンタクティーの超次元メッセージ『5年後に地球滅んじゃうよ。でも大丈夫、元通りにもどるから』― 世紀末に急増する“ニューチルドレン”の知られざる素顔とは?」です。

 記事では、当時5歳だったN少年を史上最年少コンタクティー(宇宙人とコンタクトする人)と位置づけ、彼が宇宙人から教えてもらった予言を紹介しています。当時、テレビなどにも出ていたのでご存じの方もいるかもしれません。

 内容を簡単にまとめると次のようなものです。
・N少年が10歳になる時(2002年)、地球は何もかもドロドロに溶けてしまう。
・しかし2人の宇宙人が迎えに来てくれるので、その宇宙人の知り合いや友人は死なずに金星へ行く。
・その後、宇宙人からもらった種をまき、地球はゼロから再スタートする。
 予言は全部外れていますが、興味深いのはコンタクティーやニューエイジ系の人たちがよく言う予言の特徴が、ご多分に漏れずこの予言にも含まれている点です。つまり、「地球の大異変」「宇宙人のような存在による救済」「リセット」などです。

 これはN少年の予言だけではありません。『ボーダーランド』の記事では、育児文化研究所の谷口氏や、七田チャイルドアカデミーの七田氏などのエピソードをもとに、次のような話を紹介しています。

 いわく、世紀末に向けて超常的な能力を持った「ニューチルドレン」が生まれ、彼らは口々に「近いうちに地球には異変が起こり、宇宙人が訪れて地球人に宇宙学や愛についての心の教育を行う。その結果、地球人はかなり精神的なレベルアップを遂げる」というのです。

 しかし、彼ら「ニューチルドレン」たちが予言したことは何も起こりませんでした。ところが彼らの予言していたような話は現在でも下火にならずによく聞きますね。

 そう、アセンション(高次元への進化)と絡めた2012年のマヤ暦の予言です。結局10年以上経っても、言っていることは同じ。それどころか、こういった終末論は紀元前の時代からありますから、もう2000年以上、ずっと同じようなことを繰り返しているんですね。

 一体いつ人類はアセンションするんでしょうか? 過去を反省して別の意味でアセンションしたほうがいいのは予言者自身だと思うのですが。

 ともあれ世紀末で失敗して以来、最有力の時期は今のところ2012年のようです。ただ私としては、「10年後も同じような終末予言が言われている」と“予言”しておきたいと思います。
posted by ASIOS at 20:55| Comment(12) | TrackBack(1) | 懐疑的な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする