「ASIOS」―超常現象を懐疑的に調査する会―のメンバーによるブログ。

2012年05月28日

『謎解き古代文明』が増刷されます。

 本城です。
 昨年のASIOSの本『謎解き古代文明』(彩図社)がこのたび再度増刷され、第3刷となりました。息の長い本となっているのも皆さまのお陰です。ありがとうございます。

 今回は全国のローソンの店舗(一部、取り扱いのない店舗もあります)で、本日5月28日から発売予定です。これまでの増刷に際して修正した箇所は下記に一覧としてまとめました。ご参照ください。

p30 画像のキャプション
「プロイツェン」→「プロッツェン」

p106、後ろから5行目
「リーディング」という方法→「リーディング」という特殊な方法

p108、3行目
「それより小さい島だったことになる。」
→「それより小さい島の二様の想定をしていたことになる。」

p109、2行目
「それらの条件に合致する島がを」→「それらの条件に合致する島を」

p109、3行目
「アトランティス研究家の中では」→「アトランティス研究家の中には」
それに伴ない、5行目末尾の
「考えられていた。」→「考える者もいた。」

p140、7行目「0.016」に下記注釈を追加
※H0.016
これは近似値で、厳密には4個の点が一直線に並ぶ場合があるので、期待値はもう少し小さくなる。

p140、後ろから4行目
「確率が250分の1だとすると、この場合の期待値は78。」
→「これらのことから確率を計算すると、期待値はおよそ68。」

p189、脚注10行目。
「石灰岩のジュール」→「石灰岩ノジュール」

p198、10行目。
「そうしたそうした」→「そうした」

p210、「伝説」のはじめから2行目頭の部分
「島」→「大陸」

p211、後ろから3行目冒頭に下記を追加
「口承された背景もなく」

p211、下記の脚注追加
欧米ではアトランティス人気が圧倒的で、研究家に対して“アトラントローグ”という呼称さえあるほどである。ジェフリー・アッシュ『アトランティス伝説』(平凡社、1994年)で位置付けたように、ムーはアトランティスのエピゴーネンと見られているためだろうか。

p213、後ろから6行目
「過去数万年以上は」→「過去数万年以上にわたって」

p214、脚注6の末尾
「研究を発表。」→「研究を発表している。」

p218、2行目
「335ページの」→「こちらは335ページの」

p218、3行目末尾に下記を追加
「これが同社のムー・シリーズの始まりだった。」

p219、5行目
「訳せるとは思えない。」→「訳せるとはとうてい思えない。」

p229、4行目〜5行目
「炭素年代測定法」→「年代測定法」

p245、上段の後ろから5行目の冒頭に下記を追加
「ここで一冊の本に注目したい。」

p245、後ろから3行目
「という一冊の本がある。」→「である。」

p246、上段9行目
「日本人にされていた」→「勝手に日本人にされていた」

p246、上段12〜13行目
「誤解を与え続けている」→「読者をインスパイアし続けている」

p246、上段13〜15行目
「抄訳・超訳はしかたないにしても、少なくとも原本にはない記述を挿入すべきではないだろう」
→「伝説」とはこんな意想外なことからも生まれるのだということを示すケースといえるだろう。

p265、15行目
「見える者」→「見える物」

p268、参考文献の6行目
『謎解き超常現象の謎U』→『謎解き超常現象U』

p274、8行目、13行目、p275・1行目
「坂崎」→「楢崎」
posted by ASIOS at 21:03| Comment(4) | TrackBack(0) | ASIOS更新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月07日

田代峠の調査について

こんにちは。蒲田です。

 『謎解き超常現象V』は読んでいただけたでしょうか。私の担当は「田代峠」「ホッテル文書」「アズテック事件」でした。「田代峠」については、オカルトマニアの方でも知らなかった方が多かったようです。「伝説」部分を厚めにしておいてよかった。
 田代峠に関しては、『ムー』で並木氏が現地調査をしていて、今読んでも興奮できるものです。気が向いた方は、ムーのバックナンバー57号から60号、それから62号を読んでいただけると面白いかと思います。

 ところで、田代峠の項目を読んでこんなツッコミを入れたくなった方はいらっしゃいませんでしたか?

「F-86Fの事故は自衛隊機の事故なんだから、ちゃんと事故報告書を読めよ!」

 もっともだと思います。素人考えで事故原因を推測するぐらいなら、専門家の調査結果を読んだ方がよいのは間違いありません。実は、今回の調査でも防衛省に情報開示の請求を行ったのですが、残念ながら該当資料なしだったのです。担当者の方は「なにせとても古い記録なので…」ということでした。「破棄されたのなら、破棄されたという記録でも残ってないのでしょうか?」といった質問もしてみたのですが、そういった記録もないようでした。

 情報隠蔽でしょうか?

 アメリカとかと比べると情報の保管、破棄の手続きが杜撰なだけかな?と思います。F-86Fは米軍設計の飛行機なので、もしかしたら日本側に詳しい情報を残さない方針だったのかもしれませんが、そこら辺の事情は関係者か軍事マニアの方にでも聞いてみたいところです(当時、事故の回収にあたった自衛官の方も報告書を見た覚えはないらしいので)。

 現地調査では、にぎやかしにF-86Fの残骸を手にした写真でも撮りたかったのですが、素人に道のない山の中は厳しかったというのが実際のところです。山に分け入ったはいいものの、30分もすると遭難しそうなぐらいどこがどこだかわからなくなりました。山に慣れてる人に同行いただければよかったのですが、いかんせんなかなか都合が合わないものです。

 それから、書籍の方では記事が長くなりすぎたので扱いませんでしたが、私が現地調査に出向いた際に、ムーとの共同現地調査を行ったJSPS(日本宇宙現象研究会)山形支部の方とも会ってきました(押しかけました)。残念ながら、お互いに時間がなくて、詳しい話はあまりしなかったのですが、精力的な調査にも関わらず、結局、何も見つからなかったという結論は聞いてきました。JSPS山形支部はかなりの時間をかけて道なき山中を調査し続けたわけですから、この結果は重要だと思います。

 ASIOS関係者としてではなく、いちオカルトファンとしても『謎解き超常現象V』は面白い本なんで、まだ手に取っていない方は是非どうぞ。「田代峠」はSFファン界隈の方がニヤリとするような話もあるので、そっち方面の方もどうぞ(私はそんなにSF界に明るくないですけど)。
posted by ASIOS at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月06日

千葉県で撮影されたUFO

 本城です。
 先月の11日、矢追さんのブログにて、千葉県で撮影されたというUFOの写真が紹介されていました。今回はその検証記事です。

 まずは問題の写真をご覧ください。(矢追純一オフィシャルブログより)

o0800114611909869147.jpg


 ブログによりますと、撮影者の方は昨年1月に千葉県へ旅行に行き、タワーホテルの30階のベランダから夕焼けを数枚撮影。その際、1枚だけに奇妙な発光体が写っていたといいます。

 確かに、写真には平べったい発光体が確認できます。しかしこの写真をよく見ると、屋内から撮影したにしては違和感を感じました。次のように明るさとコントラストを変えてみると縦に写り込みのようなラインが確認できるからです。

矢追さんのUFO・調整.jpg


 また問題の発光体もダウンライトの写り込みに見えます。つまり、この写真はベランダから撮影されたものではなく、室内から窓越しに撮影されたものであるように思われました。

 室内の照明が窓に反射した像はUFOと誤認されることがあります。たとえばよく撮れているこちらの写真。左側には室内のものが写り込んだ縦のラインもあって問題の写真と似ています。

 ただし今回の写真が室内からの写真だと考えるには、いくつか確認しなければならない点があります。写真の左下にはベランダの手すりが写っていますが、この位置に写るには手すりと窓際は比較的近い必要があること。また撮影された部屋にダウンライトはあったのか、という点などです。

 それらを確認するには撮影されたタワーホテルを特定する必要があります。残念ながら矢追さんのブログにはホテル名が書かれていませんでしたが、私が調べたところでは、千葉県鴨川市にある鴨川グランドタワーが記載されている条件に最も一致しているように思われました。

 ここは千葉県内で30階以上、海沿いに立地しており、グーグル・アースから見た風景もよく似ています。

google_earth.jpg


 また、FacebookにてGetter Shownさんが見つけてくださった鴨川グランドタワーを紹介する動画にも、問題の写真とよく似た風景が確認できます。

部屋.jpg

 そこで私は、鴨川グランドタワーに直接問い合わせてみることにしました。ホテルの方であれば、写真に写る風景がそのホテルからのものかわかると思ったからです。結果は「ほぼ間違いない」とのことでした。あとは手すりとダウンライトです。

 動画を見ますと、室内の天井にはダウンライトがあり、窓際から手すりの位置も比較的近いように見えます。これもホテルに問い合わせて確認してみました。

 まずベランダの手すりについては、窓に近く、問題の写真のように撮影可能だと思われる部屋(ロイヤルスイートルームとコンドミニアム)はあるそうです。さらにダウンライトも、そのベランダが近い部屋(居間)の天井に4個あるといいます。

 確かに、動画の居間にもダウンライトが確認できます。
ダウンライト1.jpg

 平べったく、立体感がないところがよく似ているのではないでしょうか。
 なお撮影者の方によれば撮影時に一枚しか発光体は写っていなかったそうですが、それは発光体の背景がポイントであるように思います。

 室内の照明が窓に反射して写るには、基本的に窓の外に暗い部分が必要です。問題の写真を見ると、発光体の背景は暗い雲です。しかし、その下は明るい空になっています。

 おそらく撮影する際にカメラの位置がずれれば、発光体(ダウンライト)が写る位置も変わり、窓の反射像として写らない(もしくは、うっすら写っても気づかない)可能性があります。それが複数枚撮影したうちの一枚にしか写っていなかった理由ではないかと。

 もしくはベランダで撮影した写真と室内から撮影した写真があったのかもしれません。撮影者の方によれば全部ベランダから撮影したそうですが、撮影後に思い出す記憶というのはあてにならないものです。

 心霊写真の検証などで撮影者の記憶違いがわかったことはよくありますし、今回は室内の写り込みのようなものも確認できますので、室内から撮影されてダウンライトの反射像が写った可能性が高いように思います。

 ただし今回は再現写真がまだ撮れていません。できればすぐにでも確認したいところですが、いかんせん撮影場所と予想される部屋がかなり高いので簡単にはいかないのが現状です。そのため上記の可能性は断定はせず、今後の課題としたいと思います。いずれ再現写真を撮って検証できれば追記します。
posted by ASIOS at 17:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 懐疑的な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする