「ASIOS」―超常現象を懐疑的に調査する会―のメンバーによるブログ。

2014年02月23日

『謎解き古代文明DX』が出ます。

 本城です。
謎解き古代文明DX.jpg 2月24日に『謎解き古代文明DX』(彩図社)が出ることになりました。これは、おかげさまでご好評をいただいている『謎解き古代文明』と、『謎解き超常現象』のT〜Vの項目の中から、古代系の項目を選抜して再編集の上、新項目を加えた廉価版です。

 項目数は全部で30。ページ数は222で、各項目のページ数の制限がきつく、収めるのに苦労はありましたが、その分、読みやすくコンパクトにまとまっていると思います。

 また再編集にあたっては各項目をスリム化する一方で、画像は倍近くに増えています。そのため、文章だけのページが数ページも続くということはほとんどなくなりました。

 こういったスリム化や画像を増やす試みが実現できたのは、担当編集者さんが頑張ってくださったおかげです。読みやすさにおいては、これまでの本より上がったのではないかと思います。

 目次は以下に掲載しました。今回新たに加わった項目は、「黄金ジェット」、「トリノの聖骸布」、「ドロパ・ストーン・ディスク」、「邪馬台国=北朝鮮説」、「東日流外三郡誌」、「江戸しぐさ」(縄文時代からという説もあるため)などです。

 その他の項目につきましては、誤字、脱字などがあったものは、再編集にあたってすべて修正済みです。

 最後に本書の取り扱い店舗は、全国のコンビニ(一部を除く)の各店がメインで、書店は普段の半分ほどですが取り扱っている店舗もあるそうです。お見かけの際は、ぜひ手に取っていただければ幸いです。


第一章「アメリカ大陸の超古代文明」の真相
ナスカの地上絵の謎【地上絵は宇宙人へのサインだった?】(ナカイ)
カブレラ・ストーンの正体【人類と恐竜が共存していた動かぬ証拠】(本城)
クリスタル・スカルの伝説【13個集まれば世界の叡智が授けられる?】(皆神)
黄金ジェットの正体【黄金でできた南米の超有名オーパーツ】(本城)
謎の鉄塊「ロンドン遺物」【4億年前の地層から出土した特殊合金】(ナカイ)
ミステリーストーンの謎【イスラエルの失われた支族の記憶】(ナカイ)

第二章「ヨーロッパの超古代文明」の真相
トリノの聖骸布は本物か【キリストの姿が写り込む奇跡の遺物】(皆神)
ストーンヘンジの謎【謎に包まれた神秘の巨石建造物】(ナカイ)
ノアの箱舟の残骸【アララテ山で見つかった謎の木片】(山本)
アトランティス大陸の謎【プラトンの記述に残る幻の超文明大陸】(本城)
サラマンカ大聖堂の宇宙飛行士【11世紀の聖堂になぜか未来の姿が…】(本城)
ネブラ・ディスクの正体【考古学の常識を打ち破る真のオーパーツ】(本城)

第三章「アフリカ大陸の超古代文明」の真相
ギザの大ピラミッドの謎【いまだ謎に包まれた超巨大建造物】(ナカイ)
大スフィンクスの伝説【あの巨大建造物は超古代文明の産物?】(原田)
アビドス神殿のヘリコプター【古の神殿に刻まれた超古代文明の証】(本城)
古代の飛行機「サッカラ・バード」【王墓から出土した奇妙な木製品】(本城)
銃創の空いた頭蓋骨【アフリカで発見された不気味な頭蓋骨】(ナカイ)
タッシリ・ナジェールの宇宙人【世界遺産に残された未知との遭遇の記録】(ナカイ)

第四章「アジアの超古代文明」の真相
ムー大陸は実在したか?【高度な科学力を持ったまぼろしの大陸】(本城)
バールベックの巨石の謎【現代技術でも動かせない巨石オーパーツ】(本城)
ジャワ島のロケットレリーフ【古の石像に刻まれた宇宙の記憶】(ナカイ)
ドロパ・ストーン・ディスク【中国奥地で発見された古代のCD-ROM】(本城)
明朝のスイス製腕時計【約600年前の墓から出土した謎の物品】(ナカイ)
周処のアルミ製バックル【古代の墓所にあった驚愕の金属製品】(原田)

第五章「日本の超古代文明」の真相
宝達志水町のモーゼの墓【伝説の賢者は日本で没していた?】(本城)
聖徳太子の地球儀【太子ゆかりの古刹に眠る驚異の秘宝】(原田)
邪馬台国は北朝鮮にあった!?【邪馬台国論争で異彩を放つ奇説】(原田)
『東日流外三郡誌』の真相【世間を揺るがした“戦後最大の偽書”】(原田)
皆神山のピラミッド伝説【超古代文明のルーツは長野県にあり!?】(皆神)
古代以来の知恵「江戸しぐさ」【文部科学省推奨の超能力入門】(原田)
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2014年02月18日

沖縄で目撃されたUFO

 本城です。
 遅ればせながら、先月の23日に沖縄でUFOが複数目撃され、ニュースになりましたので、その件についてまとめて書きたいと思います。

PICKH20140125_A0026000100600002_r.jpg下記記事より引用

 第一報は2014年1月25日配信の沖縄タイムスのこの記事でした。
「那覇の夜空に謎の光 目撃者複数」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=61305

 その後、続報があり、
「謎の光は米軍の照明弾?反響多数」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=61339
「那覇の“謎の光”目撃時 米空軍『訓練せず』」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=61482

 さらに1月29日に続報がありました。
「謎の光は在沖米海兵隊の照明弾 航空機から発射」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=61571

 最終的にUFOの正体は米軍の照明弾の可能性が高い、ということになっています。これはUFOにちょっと詳しい人たちの間でも、最初から照明弾の可能性が高いことは指摘されていましたし、納得のいく結論です。

 しかし、まだ、この照明弾説に対しては否定的な意見も見られます。解消されない疑問点があるようです。そこで、それらをいくつかピックアップし、検証してみることにしました。少々長いですが、お付き合いください。


【疑問点1】照明弾はパラシュートを使ってゆっくり下降するもの。上下に動くUFOとは動きが合わない。

 問題のUFOを撮影した動画は今のところ他にも複数アップされています。
http://www.youtube.com/watch?v=ix5ZWMGqmp8&list=UU0RLIdpAp5u9CYEsiBAKX3Q&feature=share&index=6
http://www.youtube.com/watch?v=Iam6W5AJaj0
http://www.youtube.com/watch?v=MN35eJXQ9A4
http://www.youtube.com/watch?v=PJKQfzbLyP0
http://www.youtube.com/watch?v=-Wmb059GH80
http://www.youtube.com/watch?v=ZgUq20QMzpk

 しかし、どれを見ても上に動いているものはありません。最初の沖縄タイムスの報道では「上下左右に移動を繰り返し」とのことでしたが、明らかにそのような動きは見せていません。

 では、なぜそのような勘違いが起きてしまったのでしょうか。その理由として考えられるのは、一部、下の方で光体が消えたあと、左上や右上に新たな光体が現れているからだと思います。

 これを別の光体として認識していれば、単に古い光体が消えて、新しい光体が投下されただけだと思えるのですが、同一の光体だと認識してしまえば、移動しているように見えなくもありません。そのため「上下左右の移動」といった描写が生まれてしまったのだと思われます。


【疑問点2】照明弾なら下に動くはずだが、UFOは滞空している。

 これは疑問点1と別バージョンですが、同じく動きに関するものです。UFOは高度が下がっていないのだから、照明弾ではない、ということのようです。

 確かに、動画を見る限りでは滞空しているようにも見えます。ですが、本当に高度は下がっていないのでしょうか。疑問に思ったので動画をダウンロードして検証してみました。すると一見、滞空しているように見えたUFOも、実は高度が下がっていることがわかりました。

1-2.jpg

1-3.jpg

3-1.jpg

3-2.jpg

 これは2、3分の間での動きですが、ゆっくりした動きであると、人間にはその動きがなかなか認識しづらいようです。


【疑問点3】UFOは15分間、目撃されていた。しかしこれだけ長い時間、滞空可能な照明弾はない。

 15分というのは、最初の光体が目撃されてから、最後の光体が消えるまでの時間です。ひとつの光体が連続して見えていた時間ではありません。

 実際に撮影された動画を確認しますと、どれも大抵、2〜3分ほどで消えていることがわかります。そしてこの時間は、照明弾が光っている時間と一致します。(ちなみに知り合いの自衛隊員に話を聞いたところ、照明弾の中には5分近く光っているものもあるとのことでした)

 また以下の動画のコメント欄では、パイロットのJaymz Bottという人が、同時刻に軍用機から照明弾がパラシュートで投下されるのを見たとのコメントを投稿しています。
http://www.youtube.com/watch?v=ZgUq20QMzpk


【疑問点4】那覇から米軍の訓練場までは60キロも離れている。そんなに離れていては見えるはずがない。
 
 私もこれは疑問に思ったので調べてみました。すると灯台の光達距離が参考になりそうだということがわかりました。

 海上保安庁のページによりますと、現在、日本一光達距離が長いのは室戸岬灯台の約49キロです。明るさは160万カンデラ。2位は豆酘埼灯台の約47キロ、97万カンデラ。

 これを見ると、明るさと距離は単純に比例するわけではないようで、たとえば足摺岬灯台は2位の豆酘埼灯台の半分にも満たない46万カンデラですが、光達距離は約38キロもあります。

 そのため、どれくらいの明るさがあれば60キロでも見えるとは断定はできないものの、照明弾の中には100万〜200万カンデラのものもありますから、見えても特に不思議はないように思います。


【疑問点5】沖縄のUFOは色がカラフルだが、照明弾はそんな色をしていない。

 色がカラフルに見えるのは沖縄タイムスの動画と写真だけです。この動画は記事によると加工されているといいます。また映像をよく見ますと、UFOだけでなく、街灯類までカラフルに変化していることがわかります。つまり色がカラフルに見えるのは、加工の影響だと思われます。

 ちなみに沖縄タイムスの記事では実際に見えた色を「オレンジ」としていました。オレンジ色の照明弾は知られていますので矛盾はありません。


【疑問点6】UFOが米軍の照明弾なら他の時期にも訓練していて目撃情報があるはずだ。
 
 これは確かに疑問に思いました。そこで探してみたところ、昨年の8月に同様の目撃映像がYoutubeにアップされていることがわかりました。
http://www.youtube.com/watch?v=KMJmmHrOhgY

 以前から目撃情報はあったようです。にもかかわらず、今回ニュースになったのは第一発見者が沖縄タイムスの記者の息子さんだったということが影響しているようです。

 1月27日放送の「とくダネ!」(フジテレビ)のインタビューによりますと、第一発見者は第一報を書いた記者の息子さんで、動画で会話しているのがこの親子なのだそうです。

 つまり記者が息子に知らされて一緒に目撃、撮影もしたことで記事になる原動力になったのではないかと思います。逆にもし記事になっていなければ、テレビ等で取り上げられることもなく、ここまで話題にはならなかったかもしれません。
posted by ASIOS at 13:14| Comment(4) | TrackBack(0) | オカルトニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月04日

テレビ朝日屋上で目撃されたUFO(2)

 前回の記事の続きです。UFOが目撃された時間と方角はほぼわかりました。ここからはUFOの正体の検証に移ります。

 まずは以下の画像をご覧ください。これは番組で放送されたUFO映像の一部です。

テレビ朝日のUFO3.jpg
(「ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル」より)

 画質が悪くて恐縮ですが、地デジの画面で確認できたUFOは、基本の白色の他に、赤、ピンク、緑といった色も見られ、鮮やかでした。また単独のものもあれば、三つや二つにつながっているものもありました。形状はどれも小さな球体です。

 これらから推測されるUFOの正体は何でしょうか。最も可能性が高いと思われるのはバルーン(風船)です。なかでも結婚式などで式を盛り上げる演出として行われるバルーンリリースが有力です。

 バルーンリリースで使われる風船は色も白、赤、ピンク、緑、黄色といったものが多く、数も華やかさを演出するために多いのが一般的です。また糸で複数が結びつけられている場合もあります。つまり、バルーンと目撃されたUFOは、その特徴がよく一致するわけです。

 しかし、これだけではまだ根拠として弱いかもしれません。そこで、11月30日にバルーンリリースを行っていた式場の調査、ならびにバルーンの飛行方向を検証してみます。


【バルーンの検証】
 テレビ朝日周辺の結婚式場へ問い合わせたところ、11月30日にバルーンリリースを行っていた式場がひとつ見つかりました。テレビ朝日の屋上から南東の方角に150メートルほど離れた六本木の結婚式場です。

 ここでは、当日の午後2時〜3時頃にバルーンリリースを行っていたといいます。正確な時間は残念ながら不明ですが、おそらく式の後半、2時30分以降だったのではないでしょうか。
 その頃の風向きは気象庁のデータによれば南東もしくは南南東、風速は3.4〜2.4メートルでした。ということはリリースされたバルーンは北西、もしくは北北西に移動したと考えられます。

飛行方向.jpg

 そうしますと上の図のようにバルーンが移動した先はテレビ朝日の北側になりますから、最初の目撃報告とほぼ一致します。また風向きは高度があがるにつれ、徐々に上空を吹く西風の影響を受けるため、風向きは西になっていきます。つまり高度が上がっていくと移動する方向は東になるわけです。

 テレビ朝日から見て北の空にあるバルーンが東に移動すれば、それは北東方向に移動しているように見えたと思います。そのため、風向きから予想されるバルーンの動きと目撃されたUFOの動きはほぼ一致していると考えてよさそうです。

 ただし、ここで注意しておかなければならないのは、バルーンは全部が同じ方向に移動するのではなく、ある程度ばらつきも見られるということです。1999年に神戸で行われたバルーンの飛行調査実験によれば、バルーンは必ずしも直線的に動くわけではなく、旋回するような動きを見せるものもあったといいます。

 ですから、テレビ朝日で最初に目撃されたUFOがバルーンだとすると、それはおそらくリリースポイントから北の空へ最短で移動した最初のもので、それ以降にカメラで捉えられていったUFOは、少し遅れたもの、違うルートでちょっと遠回りしたもの、さらには旋回してかなり遠回りしながら遅れてきたものなどだったのではないかと思います。

 もちろんこの場合、2時50分頃に目撃されたバルーンが4時すぎまで見えていたということはなかったはずです。最初のバルーンはもっと早い段階で東の空に移動し、見えなくなっていたと考えられます。カメラが捉えていたUFOは、ずっと同じものではなかった可能性が高いです。

 実際、番組の映像を見ますと、新しくUFOが増えた際にそちらを追って前のUFOは画面から外れてしまっている場面が確認できます。また屋上に出演者が集まった際にも、カメラマンがカメラを移動する際に何度かファインダーから顔を外している場面が確認できます。おそらく時間帯によってそれぞれ違うバルーンを捉えていたのだと思います。

 ただ最後に疑問が少し。リリースされたバルーンは北の空に現れるまでなぜ目撃されなかったのでしょうか。実はこの点については式場がテレビ朝日の屋上からみて死角にあったことが影響しているようです。下の画像をご覧ください。

テレビ朝日屋上.jpg
(「ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル」より)

 画面右下に見える赤丸が式場の場所です。対して、撮影が行われたテレビ朝日の屋上は画面中央付近の黄色で示した半円状の場所です。ここは背後に2階〜3階くらいの白い建物が建っており、東南東から西南西にかけての範囲は死角になって見えません。

 さらに番組を確認しますと、武良さんとカメラは北の空(画面上)をよく向いており、韮澤さんは西側を向いてモニターをご覧になっていることが多かったようです。

 そのため、こういった状況で死角になる南東の方角にてバルーンリリースが行われても、まず気づかないのではないかと思います。しかもバルーンは最初は上に向かってあがっていきますから、北側の視界に入るまでには死角になっていることも多かったのではないかと思います。


 さて、検証は以上です。結論としましては、やはりテレビ朝日で目撃されたUFOはバルーンの可能性が高い、というものです。

 これは最も近場で目撃された韮澤さんや武良さんのお考えとは異なるかもしれません。ですが、たとえ結論は違えど韮澤さんはUFO目撃時の記録を詳しく残してくださいました。そこに少々誤りが含まれてあったとしても、今回の検証にあたって有益であったことは間違いありません。

 また今回の調査のきっかけを与えてくださった益子祐司さんにも大変お世話になりました。最後になりますが、お二方には感謝申し上げる次第です。
posted by ASIOS at 15:39| Comment(44) | TrackBack(0) | テレビ番組情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テレビ朝日屋上で目撃されたUFO(1)

 本城です。
 先月、テレビ朝日で目撃されたUFOの件で、ASIOSへ著述家・翻訳家の益子祐司さんより貴重な情報を頂戴しました。

 そこでそのいただいた情報を参考にしつつ、こちらでも詳しい調査を行いまして、このたびその調査結果がまとまりました。少し長くなりますが、今回は記事を二つに分け、その調査の過程と結果を以下に記したいと思います。


【状況の整理】
 まずは前提となる状況を整理しておきます。テレビ朝日でUFOが目撃されたのは2013年11月30(土)で、この日は12月22日に放送された「ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル」の収録が行われていました。

 UFOが目撃されたのは、その収録と平行して行われていたUFOを呼ぶプロジェクトでのことです。目撃場所はテレビ朝日の屋上で、現場にはUFO研究家の韮澤潤一郎さんと武良信行さん、それにスタッフが数名いらっしゃいました。現場の天気は午後から快晴です。

 最初にUFOが目撃された時刻は、韮澤さんの情報によりますと午後2時45分。それから日没近くの午後5時頃まで目撃できたといいます。(ただし肉眼で目撃できたのは最初の頃のみで、それ以降はズームにしたカメラでだけ捉えられたとのこと)

テレビ朝日のUFO1.jpg
(「ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル」より)

 色は白や赤、緑など。非常に小さな点状の物体で、最初の目撃方向は北の空、その後は東に少しずつ移動していったといいます。途中、飛行機が近くを飛んでいる場面もあったそうですが、明らかに問題のUFOと飛行機は違っていたそうです。

 さて、これがテレビ朝日で目撃されたUFOの大まかな状況になります。ここからは具体的に検証を進めていきましょう。


【11月30日に目撃された時間の検証】
 最初は当日の時間です。韮澤さんが後日、ブログ等で記された11月30日の様子は、まとめると以下のようになります。

(1)午後2時45分に北の空で最初の目撃。UFOは動いておらず、停止しているようだった。
(2)午後2時55分に腕時計を確認。
(3)午後2時55分〜3時頃、UFOは徐々に小さくなっていき、肉眼では見えなくなった。
(4)午後3時すぎ、やや東寄りの方向でカメラマンが複数のUFOをとらえた。
(5)午後3時30分頃、収録中だったスタジオに第一報を入れる。
(6)午後4時頃、出演者たちが屋上へやってくる。
(7)午後5時前、日没近くになってもUFOは見えていた。韮澤さんは屋上を離れ、スタジオ収録へ向かう。

目撃方向.jpg
(UFOが目撃された方向)

 UFOが目撃されていた時間は、およそ2時間15分です。方角は北からやや東。しかし、本当にこれで正しいのでしょうか。韮澤さんが報告する時間の中で、正確だと言えそうなのは(2)の腕時計を確認した時間です。これは午後2時55分ですから、この時間を基準に考えてみます。

(1)の最初に目撃された時間
 のちほどわかるのですが、韮澤さんはやや時間を長く見積もってしまう傾向が見受けられます。また、番組で最初の目撃時のやり取りを確認する限り、腕時計を確認するまでの時間はせいぜい数分程度だったと思われます。そのため、おそらく最初にUFOが目撃された時間は午後2時50分頃になりそうです。

(5)のスタジオに第一報を入れた時間
 当日、肯定派の楽屋にいた方(出演者ではなく関係者)に確認を取ったところ、屋上から第一報が入ったのは午後3時すぎだったそうです。それでモニターが見えるところに皆さんで移動すると、屋上からの映像がすでに映っていたといいます。状況から考えれば、スタジオに第一報が入ったのもおそらく同じ頃です。つまり午後3時すぎになります。

(6)の出演者たちが屋上へやってくる時間
 番組を確認しますと、スタジオに第一報が入ってから屋上へ移動するまでの時間は10分弱だったと考えられます。屋上に出演者たちが着いたのは午後3時10分〜15分頃だったのではないでしょうか。
 屋上に滞在していた時間は、向かいのビルにかかる影の変化から考えて約20分。午後3時30分すぎ頃にはスタジオに戻っていったのではないかと思います。(その後は吸血鬼の収録をしていたようです)

(7)の日没近くの時間
 11月30日の日没は国立天文台の情報によれば午後4時28分です。これは正確な情報ですから、やはり韮澤さんが想定されていた時間というのは30分近くずれていたはずです。
 ちなみに番組では最後に屋上から中継が入る場面がありました。このとき近くのビルを確認すると西日が全面に当たっていて、まだ日没前だということがわかります。明るさから考えれば最後の中継は午後4時すぎ頃だったと推測されます。(この最後の中継が入ったとき、スタジオでは吸血鬼の再現CGについて話していました)


【UFOを目撃した時間についてのまとめ】
 以上をまとめますと、UFOを目撃していたと確実に言えそうな時間は、午後2時50分〜午後4時すぎまでの約1時間15分になります。これは実は、番組での韮澤さんの証言とも大体一致しています。
 韮澤さんが屋上からスタジオに戻り、バトルの収録が始まってすぐの冒頭で、「結局、消えるまでは約1時間」だったと語っているからです。

 そのため、目撃時間の結論としましては、確実に言えるのは1時間15分ほどで、もしそれより長く目撃されていたとしてもせいぜい1時間30分程度、2時間を越える可能性はかなり低い、と言えそうです。


【UFOが目撃された方角】
 続いてはUFOが目撃された方角です。最初に目撃された方角が北の空であることは番組の映像からも確認できますので、まず間違いありません。

 それ以降は出演者が屋上に行った際の映像が参考になります。このときUFOを撮影しているカメラが別のカメラによって何度か映るのですが、明らかに45度以上は東方向に向けられていることがわかります。
 方角は北東です。つまり撮影されたUFOは最初にテレビ朝日から見て北の空に現れて以降、北東方向へ動いていったと考えられます。

(次の記事へ)
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