「ASIOS」―超常現象を懐疑的に調査する会―のメンバーによるブログ。

2014年11月20日

聖ヒラリオン城の幽霊

 本城です。
 先日、イギリスの『デイリーメイル』紙が、幽霊のような白いものが写った写真を紹介していました。このニュースがユニークなのは、その写真が3枚もあるということでしょう。(ただし掲載されている画像が小さいため、確認できるのは3枚中2枚)

Michael_and_Wendy_Holmes_1.jpg


 拡大画像。
Michael_and_Wendy_Holmes_2.jpg


 記事によれば、写真を撮影したのはイギリス人のマイケルとウェンディー・ホームズ夫妻。彼らは家族の結婚式のため、歴史的な山頂の城と修道院がある地中海のキプロス島を日帰りで訪問していたといいます。そこでは多くの写真を撮ったそうですが、その中に幽霊のようなものが写った写真が3枚あったそうです。

 写真に気づいたのは、イギリスの自宅に戻ってスクリーン上で見たとき。謎の白いものは3枚の異なるアングルから撮られた写真に写っており、背後の聖ヒラリオン城近くの高い足場に立っているようだったといいます。

 そこは、かつて城の裏切り者が突き落とされた場所で、もしかしたらその幽霊だったのではないか、ともいわれます。ちなみに夫のマイケルさんによれば、フォトショップなどは使っておらず、オリジナルの写真データは今でもカードの中に残してあるそうです。


 さて、こうしてニュースになった謎の白い幽霊ですが、その正体についてはニュースを読んだキプロスの人から、次のような指摘がされました。「その“幽霊”は標識の後ろ姿だよ」

 標識は中世の兵士の形をしており、頂上の展望台に設置されているといいます。そこには、「おめでとう!あなたは聖ヒラリオン城の頂上に到達しました」と書かれているそうです。また標識の後ろはぴかぴかになっており、光を反射しやすくなっているともいいます。

 そこでさっそく調べてみたところ、確かに頂上の展望台には兵士の形をした標識がたてられていることがわかりました。
 
 これです。(引用元)
頂上の写真1.jpg


 裏から見ると、こうなっています。白いですね。(引用元)
頂上2.jpg


 ただ、ここで気になるのは、元の写真では展望台が頂上にあるようには見えないこと、また普段から設置されているのであれば他にも写っている写真があるはずだということです。
(なおデイリーメイルの元記事では、山の高さについて700フィートと700メートルという二つの表記が混在していますが、700フィートの方が誤り)

 そこでこの点についても調べてみたところ、別の角度から撮った写真が見つかりました。(引用元)

 これは元の写真に比べて左方向から撮られたものですが、これを見ると展望台は奥の方の高い場所にあることがわかります。(これは2012年夏の写真で、当時はまだ標識がなかったようです)
左方向から2.jpg


 それでは他の写真で展望台に何か写っているものは見つかるでしょうか。探してみたところ、これも見つかりました。(引用元1引用元2)

展望台.jpg


展望台2.jpg


 というわけで白い幽霊のようなものの正体は、頂上の展望台に設置してある兵士の標識と考えていいようです。
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2014年11月13日

マックルズフィールドのスーパーマン

 本城です。
 先月、奇妙なニュースがイギリスから飛び込んできました。

 事件が起きたのは2014年6月13日。場所はイギリスのほぼ中央に位置するマックルズフィールド。ここの上空約1000メートルを、マンチェスター行きのエアバス320が飛行していました。幸い、この日の天気は快晴。視界は約10キロで、絶好の飛行日和でした。

 ところが午後1時30分、パイロットたちは思いもよらぬものを目撃したといいます。です。空飛ぶ人。

 目撃報告によれば、高度約1000メートルを飛行中、11時の方角(左斜め前)の60〜90メートル上から、人が飛んで降りていったとか。それは飛行機から100〜200メートルほどしか離れておらず、ニアミスの状態で、パイロットたちが見たのはつかの間だったため、避けている時間はなかったそうです。

 しかし当時、地上のレーダーには何も映っておらず、パイロットたちも飛行機やパラシュートのようなものは目撃しなかったといいます。またイギリスのハング・パラグライディング協会の専門家が言うには、当時、そのエリアで一人でパラグライディングするには不可能な天候状況だったともいいます。

 そのため、このニュースが広まるやいなや、パイロットたちが目撃したものは「マックルズフィールドのスーパーマン」と呼ばれ、話題となっています。

 興味をそそられる面白いニュースですね。ただ残念ながら一瞬の出来事だったため、写真や動画は残されておらず、他に目撃報告もありません。勘違いの可能性も十分考えられますが、目撃したのは一人ではないため、当時、現場で何かが飛んでいた可能性は考えられます。

 人型の風船? 鳥? ラジコン? いえ、本当に人が飛んでいたのかもしれません。といっても正確には落ちていた可能性です。実は、このマックルズフィールドのスーパーマンがニュースになったあと、ハリウッド映画のスタントマンとして活躍するゲイリー・コネリーという人が、正体は自分かもしれないと自身のTwitterでほのめかしたからです。

 コネリーはハリー・ポッターやバットマンの映画に出演したり、さらにはロンドン・オリンピックの開会式でスカイダイビングを披露したことでも知られるイギリスのスタントマンです。

 彼の名がとくに知られたのは、特注のウィング・スーツを身にまとい、世界で初めてパラシュートなしで上空731メートルのヘリコプターからダイブを成功させたときでした。


 今回の事件では、平行して飛んでいたのはではなく上から落ちてきたようですから、スカイダイビングのようであれば状況は合いそうです。仮にパラシュートを背負っていたとしても、実際に開くのはもっと下でしょうから、飛んで落ちているように見えるかもしれません。

 ただ他に航空機がレーダーに映っていない点など、疑問点はあります。またゲイリーは地元紙の取材に対し、来たるスタントのために訓練していたかもしれないと語る一方、はっきり認めてはおらず、本当に飛んでいたのかわかりません。

 もし彼が認めるとすれば次のスタントの情報が解禁されてからでしょうか。そのときまでマックルズフィールドのスーパーマンの正体は謎のままかもしれません。(報告書でも指摘されているようですが、正体を探るには情報が少ないのも残念ではあります)
posted by ASIOS at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | オカルトニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする