「ASIOS」―超常現象を懐疑的に調査する会―のメンバーによるブログ。

2016年06月23日

ASIOSの新刊『映画で読み解く「都市伝説」』が出ます。

※目次に各項目の見出しを追記しました。(6月29日)

 本城です。
 6月24日(早いところでは23日)にASIOSの新刊『映画で読み解く「都市伝説」』(洋泉社)が出ます。今回は、雑誌『映画秘宝』編集部さんから出ることになりましたので、映画の題材となった超常現象や陰謀論、宇宙ネタなどを取り上げて解説しています。

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 取り上げた映画は全部で30本以上。それぞれネタバレしない程度にあらすじを紹介し、題材について深く掘り下げています。ですので映画をご覧になった方はもちろん、ご覧になっていない方でも楽しめるようになっていると思います。

 実話かと思えば創作だったというのもあれば、創作だと思っていたのに実話だったというエピソードもあったりと面白いです。

 なお今回はASIOSの執筆メンバーの他に、海外からロバート・バーソロミューさんにもご参加いただきました。バーソロミューさんは『謎解き超常現象W』のチャンプの記事に続いて2回目の登場です。

 ちょうど昨年、超常現象研究家のジョー・ニッケルとの共著で『アメリカの幽霊屋敷:エクソシストから死霊館まで実話系ホラー映画の真相』という本を海外で出されていまして、オファーしたところ快諾していただきました。今回も記事の翻訳はナカイさんが担当されています。

 ASIOSの新刊の目次は以下のとおりです。コラムもいくつかありますので、そちらも合わせてお読みいただければと思います。よろしくお願いいたします。

第1章 本当にあった「怖い事件」

旧ソ連時代に起きた怪奇事件―「死の山」でいったい何が起きたのか
『ディアトロフ・インシデント』(本城)

「アミティヴィルの恐怖」はまったくのでっち上げだった!
『悪魔の棲む家』(バーソロミュー)

元ネタとなった「悪魔祓い事件」とモデルとなった「少年」の真実
『エクソシスト』(皆神)

「死者との交信手段」「混入するはずのない“何者かの声”」
コラム・EVP(若島)
※心霊映画でおなじみの電子音声現象(EVP)、「録音される謎の音」にまつわる解説。

知っておいたほうが楽しい「アメリカ映画」と「背景知識」
コラム・「キリスト教」の多大なる影響下にあるアメリカ社会(若島)

第2章 「超能力」と「古代文明」

本当に将軍は壁を通り抜けようとして激突した!
『ヤギと男と男と壁と』(山本)

“貞子”のモデルとなった超能力者たちの末路
『リング』(本城)

「エリア51」よりもすごい!ノースカロライナ州ブラウン山の“怪光伝説”
『エリア0<ゼロ>』(加門)

箱舟も洪水も存在しなかった!?
『ノア 約束の舟』(皆神)
※キリスト教圏では最低映画とされながらも箱舟伝説の問題点はクリアしていた意外な映画。

ピラミッドは王の墓ではない……いったい、誰が何の目的で造ったのか
『ピラミッド 5000年の嘘』(ナカイ)

第3章 「呪い」と「心霊現象」

出演者やスタッフたちに襲いかかる呪い
『スーパーマン』/『ポルターガイスト1・2・3』/『プロフェシー』/『アトゥック』

場面に映りこんだ心霊現象
『the EYE』/『青木ヶ原』/『感染』/『着信アリ』/『サスペリア』(この章すべて本城)

第4章 妖しき「陰謀」の世界

アクションコメディからサイコスリラーまで「MKウルトラ」が生んだ作品群
『エージェント・ウルトラ』『ジェイコブス・ラダー』(原田)
※「MKウルトラ」とはCIAがかつて実際に行っていた秘密プロジェクト。

映画は現実より奇なり……現実は陰謀より奇なり
『カプリコン・1』(寺薗)

月面で起きる「ポルターガイスト現象」
『アポロ18』(寺薗)

「シオン修道会」という組織は妄想の産物だった!?
『ダ・ヴィンチ・コード』(皆神)

戦後の日本経済を漂流した怪伝説―「M資金」をめぐる謎
『人類資金』(原田)

巨大昆虫に投影された「恐怖」の暗喩の正体
コラム・「空を見ろ! アリだ! カマキリだ!!」(原田)

第5章 「UFO」と「宇宙人」

“ロズウェル”に本当にUFOは墜ちたのか?
『インデペンデンス・デイ』(山本)

アメリカの人気テレビシリーズに囁かれる“ある噂”
『V』(原田)

「ナチス」はハイテク技術を有するオカルト集団だったのか
『アイアン・スカイ』(横山)

“UFOロア”が散りばめられたSFコメディ
『MIB』(秋月)
※“宇宙人あるある”の解説が面白いです。

地球外知的生命体からのメッセージは届いているのか……?
『コンタクト』(皆神)

映画の内容は「すべて事実」」に基づいている!?
『フォース・カインド』(秋月)

月面着陸はNASAがキューブリックに撮らせたヤラセだった!?
『2001年宇宙の旅』(山本)

宇宙人はかつて、尖った鼻、尖った耳、そして、腕は毛むくじゃらだった
コラム・宇宙人グレイ≠ェついに脱ぐまで(山本)

第6章 遥かなる宇宙

NASAの彗星探査機はこの映画のタイトルをパクった!?
『ディープ・インパクト』(寺薗)

地球の危機を救うには、もっと安全で確実な方法があった!?
『アルマゲドン』(寺薗)

NASAはなぜ制作協力を拒否したのか?
『ゼロ・グラビティ』(寺薗)

それでも、人類は「赤い星」を目指す―
『オデッセイ』(寺薗)


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2016年06月07日

幻解!超常ファイル最新回「超能力捜査の謎&究極UFO解析バトル」

 本城です。
「幻解!超常ファイル」の最新回が近日放送予定です。

▼6月9日(木)21時00分〜 22時00分 NHKBSプレミアム
「幻解!超常ファイル 超能力捜査の謎&究極UFO解析バトル」


 今回は超能力捜査とUFO映像の解析だそうです。UFO映像はこれまで以上に難易度が高いものを扱うようです。超能力捜査の方では山本弘さんが出演されます。

 超能力捜査番組ではお馴染みの光景として、透視でキーワードを挙げると、町で次々とそのキーワードに合致するものが見つかっていく、というやつがありますよね。あれを今回、実験しているそうです。超能力なしで。はたしてどれくらい当たるのかは、放送を見てのお楽しみです。

 超能力捜査といえば、先週は「今夜あの未解決事件を超能力軍団が徹底捜査X-MENジャパン」という番組が放送されていました。この番組では珍しく日本の超能力者の方たちが参加されていましたが、結局、解決しないという点ではいつも通りです。

 唯一見所があったのは、記憶喪失の年配男性の案件だったでしょうか。けれども本人が記憶を取り戻したと言えそうなのはほんの一部(パチンコ屋の名前)くらいで、あとは本当に本人に関わる情報だったのか疑問でした。

 たとえば50年前に飲み屋で見た人の記憶など、どれだけ信用できるでしょうか?

 以前、超能力捜査も行う「TVのチカラ」という番組では、ある人物に関わる情報を視聴者に求めると、日本中からたくさんの電話がかかってきて情報が集まっていました。その人物を見た、会った、一緒に話したことがあるなどの情報はザラです。

 しかし、その探していた人物が後日、自宅近くから遺体で発見され、失踪後すぐに亡くなっていたことがわかると、寄せられていた情報のほとんどは勘違いだったということが判明します。(その前に確認しにいって情報提供者の勘違いだったことが判明することもよくありました)

 人間の記憶は一般に思われているよりも、ずっといい加減です。退行催眠で偽の記憶を作り出すこともあります。件の番組では、こうした問題に対する検討がまったくなかったのは残念でした。
posted by ASIOS at 14:17| Comment(1) | TrackBack(0) | テレビ番組情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする