「ASIOS」―超常現象を懐疑的に調査する会―のメンバーによるブログ。

2016年07月23日

鏡に映すと形が変わって見える錯視

 本城です。
 明治大学の杉原厚吉教授が発見された立体錯視をご存知でしょうか。

topgarageroof.jpg

fullmoonstars20.jpg

 鏡に映すと形が変わって見えるという錯視です。上は2015年にベスト錯視コンテストで準優勝した作品。下は2016年に同じコンテストで準優勝した作品になります。

 普通に見たら、思わずCGなんじゃないかと疑ってしまうほどハイレベルな錯視です。一体どうなっているんでしょうか。

 仕組みが知りたくて、詳しい解説が載っている杉原教授の『変身立体: 鏡に映すと姿が変わる立体錯視の秘密』という本を読みました。

 この本には展開図の他に作り方も載っていまして、ガレージの屋根の方は画用紙に展開図を印刷すれば自作も可能です。(円筒の方は3Dプリンターが必要。横から見た形は本に載っています)

 時間が無くて細かいところは雑になってしまいましたが、自分で作ることはできました。自作だと鏡の前でいろいろな角度を試せて、解説を読むだけより理解が進みます。

錯視図.jpg

 こんな感じです。実際に試してわかったのですが、角度の他に影も大事なポイントでした。光が横から当たってしまうと影が横に出来てしまって、うまく錯視が起こりません。上から光を当てるのが大事です。

 錯視が起こる理由については、前出の杉原教授のホームページか本をご覧ください。本の方は、他にも様々な立体錯視が紹介されていまして、とても参考になります。

 お子さんがいらっしゃる方は、夏休みの自由研究にも使えるかもしれません。ぜひ自作して、ご自身でも試してみてください。きっと楽しめて勉強にもなるはずです。
posted by ASIOS at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月30日

『未確認動物UMAを科学する―モンスターはなぜ目撃され続けるのか』

 本城です。
 5月20日に『未確認動物UMAを科学する』という海外の本が翻訳出版されました。今回、版元さんからご恵贈いただきましたので、レビューを書きたいと思います。

uma.jpg


 本書で扱っているのは、謎の未確認動物、日本では「UMA」(ユーマ)と呼ばれているジャンルです。

 著者はダニエル・ロクストンとドナルド・R・プロセロの2人。ロクストンはアメリカの懐疑団体「スケプティック・ソサエティ」が発行する『スケプティック』誌のスタッフ兼ライター、そして『ジュニア・スケプティック』誌の編集者。一方のプロセロはロサンゼルス自然史博物館の古脊椎動物学研究部に所属する古生物学者、文筆家です。

 本書では、まず第1章にてUMAを科学的に研究する上で必要となる基礎的な考え方やルールを紹介し、第2章以降ではビッグフット、イエティ、ネッシー、シーサーペント、モケーレ・ムベンベといった代表的なUMAを具体例として詳しく検証しています。

 昔の新聞をマイクロフィルムで遡ったり、関係者へ手紙を出して話を聞いたりといった地道な調査も行われており、大変だったと思います。ですが好きであるがゆえに妥協しないその姿勢は、否定することが目的であれば到達できない、UMAに魅せられた者だからこそのこだわりだろうと思います。

 ただし、こうした姿勢は著者2人に共通しているわけではありません。ロクストンは好きだから調べるといったタイプの研究者で、プロセロは科学者としての立場を重視するといった違いがあります。
 
 とくに第7章では、本書のテーマを有害とみなすかどうかでは意見が正反対なのは興味深いところです。私はプロセロのようにことさら有害論を煽るような考え方には賛同しません。

 また本書全体でも、その根拠でそこまで強いことは言えるだろうか、と疑問に思う点もいくつかありました。決して手放しで称賛できるわけではありません。

 そうとはいえ、本書には役立つ情報も多いです。DNA鑑定や毛髪鑑定が、一般に主張されているほど簡単に新種決定につながるものではないことなどは、あまり知られていないのではないでしょうか。

 また、かつて日本には「カラスの死骸は見つからない」論というものがありましたが、アメリカでは「熊の死骸は見つからない」論というものがあるというのは、本書で初めて知りました。

 これは、ビッグフットの死骸が見つかっていないと言われるが、実は熊の死骸も見つかてないんだよ、という主張です。本書ではこういった主張もちゃんと具体例をあげて調べていて、参考になること請け合いです。

 本書は全部で600ページ近くもありますから、全部読みきるのは大変かもしれません。ですが扱われているのは研究者がガチで調べた情報です。ポーズだけのガチとは違います。

 ぜひ本気の研究に触れてみてください。どういったスタイル、スタンスであれ、本書から得られるものはきっとあるはずです。
posted by ASIOS at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月31日

『サリン それぞれの証』

 本城です。
 先頃、『サリン それぞれの証』という本が出版されました。著者は、長年、オウム真理教の問題に取り組んでこられた弁護士の木村晋介さんです。

index.jpg この本は、1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件を中心テーマに、その関係者の証言を集め、考察したものです。集められた関係者の証言は、警察官、医師、被害者、加害者、その親族など、多岐に及びます。

 直接、事件の現場に居合わせた方たちの証言は生々しく、現場の臨場感が伝わってきました。当事者ならではの視点が、外部からしかこの事件を知り得ない多くの読者にとって、貴重なものになるのは間違いありません。

 地下鉄サリン事件は20年前に起きたものですが、被害者の方々の中には今でも後遺症に苦しむ方たちがいます。こういう方たちの証言を読みますと、まだ事件は終わっていないのだということを痛感させられます。

 また本書では、それぞれの証言者が、1995年3月20日の朝の行動を語っています。いつも通り通勤し、事件が起きた電車に乗り合わせてしまったという方もいれば、普段は電車に乗らないのに、たまたま用事があって事件が起きた電車に乗り合わせてしまったという方もいます。

 また当時はテレビで事件を知り、第三者として見守っていた立場から、その後、被害者の方たちと深く関わるようになった方などもいます。人生は何が起きるかわかりません。

 加害者の親族でもそうです。ある日、カルト宗教とは無縁だと思っていた息子が教祖の本に興味を示したかと思えば、あっという間に入信、出家。家族総出の説得や反対もむなしく、最後は大量殺傷事件の犯人になっているわけですから。

 本書では、こうした様々な立場の人達の証言が、32本集まっています。中心となるのは地下鉄サリン事件ですが、他にも松本サリン事件や坂本弁護士一家殺害事件なども深く掘り下げて取り扱われています。

 また他にも、オウム真理教が起こした事件の系譜や、裁判の争点のまとめ、信者の神秘体験についての考察など、参考になる情報は盛りだくさんです。(なお神秘体験の考察については、ASIOSも取材協力しました)

 3月20日で、地下鉄サリン事件から20年が経ちました。もうリアルタイムでは事件のことを知らない世代が大学生になっている時代です。

 遠い昔の話になりつつある今日にあって、本書は、今一度、オウムや彼らが起こした事件について考えるきっかけを与えてくれるものだと思います。ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。
posted by ASIOS at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月31日

新刊『NHK 幻解! 超常ファイル ダークサイド・ミステリー』

 本城です。
genkaifile.jpg BSなどでお馴染みの検証番組「幻解!超常ファイル」ですが、このたび書籍になりました。

 タイトルは『NHK 幻解! 超常ファイル ダークサイド・ミステリー』(NHK出版)です。昨日の5月30日から全国で発売されています。

 内容は、これまでの主だったエピソードをジャンル別に分けて、放送された番組内容をわかりやすくまとめたかたちになっています。

 形式的には、いわゆるムックというタイプです。ビジュアル面において通常の書籍より充実しています。写真やイラストは、すべての見開きページに掲載されていますので、文字の多い本が苦手という方にもおすすめです。

 ちなみに途中のコラムには、NHK総合版ではカットされることが多い、賢人たちのメッセージが収録されています(BS版では毎回番組の最後に紹介されている至言)。またNHK総合版では、まだ放送されていないエピソードも、今回の新刊には収録されています。

 ページ数は150ページほどとやや短いですが、その分、コンパクトにまとまっていて非常に読みやすいと思います。BS版をご覧になっている方でも質の良いおさらいができると思います。皆さま、ぜひお読みください。おすすめです。
posted by ASIOS at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

『あなたの知らない都市伝説の真実』

 本城です。
カバー.jpg このたび、皆神龍太郎さんの新刊が出ました。『あなたの知らない都市伝説の真実』(学研パブリッシング)です。

 出版社が学研ということでピンときた方もいらっしゃるかもしれません。そうです、あの『ムー』の編集部から出る新刊です。

 内容は意外にも?都市伝説の真相を紹介したものです。実はこの本、もともと『不思議ナックルズ』や『怖い噂』といった雑誌で、皆神さんが連載されていた記事をまとめたものなのです。

 それにASIOSから、私が2本(「滝廉太郎の恨み」と「20ドル札の予告」)と、寺薗さんが1本(HAARP)、お手伝いで新しい記事を少し執筆しています。

 発売されているのは全国のコンビニだそうです。お見かけの際には、ぜひお手に取っていただければ幸いです。
posted by ASIOS at 11:31| Comment(10) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月01日

2冊の不思議な写真集(追記あり)

 本城です。
 今回は2冊の不思議な写真集の紹介をしたいと思います。

佐藤健寿『奇界遺産2』(エクスナレッジ)
 X51.ORGの佐藤さんの新刊となる写真集です。前作も好評だったようですが、今作も内容は充実していて好評のようです。世界の珍スポット的な場所を中心に独特のセンスが光るラインナップは読者を飽きさせません。

 公式サイトもあります。また渋谷にある青山ブックセンター本店では、奇界遺産パネル写真展が4月中旬まで開催中だそうです。


谷口雅彦、川口友万『オーラ!? 不思議なキルリアン写真の世界』(双葉社)
 写真家の谷口さんとサイエンスライターの川口さんによるキルリアン写真の写真集です。キルリアン写真とは、いわゆるオーラ写真とも言われるものですが、被写体に高電圧をかけて撮影が行われます。その正体は『謎解き超科学』でも書きましたとおり、コロナ放電と呼ばれる放電現象です。

 今回は、そのコロナ放電としてのキルリアン写真を、いわば芸術作品として写真集にまとめたものになると思います。おそらくキルリアン写真だけの写真集というのは世界初です。

 私は昨年4月に撮影現場にお伺いし、『謎解き超科学』で取り上げるための写真撮影に協力していただきました。その際、何枚も写真を見ましたが、白黒よりカラーの方が圧倒的に綺麗です。

 ちなみに、こちらも「A STORY」(新宿新南口店)というお店で写真展とイベントが開催されるそうです。

期間:4月2日(水)〜4月30日(水) ※木曜日定休
オープニングパーティ:4月2日、19時〜
トーク&オーラ写真実演「あなたのオーラ、光らせます」:4月25日、19時30分〜


 キルリアン写真の実演というのは滅多に見られるものではありませんから、興味のある方はご参加されてみてはいかがでしょうか。

【4月4日追記】
川口さんからコメント欄にて、4月18日のイベントのご紹介がありました。下記をご参照ください。

【日時】
2014年4月15日、OPEN 19:00 / START 19:30

【場所】
新宿LEFKADA(レフカダ)
http://lefkada.jp/access.html

【タイトル】
世界初!キルリアン写真集『オーラ?!不思議なキルリアン写真の世界』刊行記念イベント、『オーラの検証〜オーラ写真と格闘した2年間』

【出演】
谷口雅彦、川口友万、mi-co (「月刊ムー」主題歌「ランデ・ムー」シンガー)
ゲスト:エスパー小林 (霊能者)、北芝健 (元公安刑事・僧侶)、Katsura(モデル)

【チケット】
前売¥1,800- / 当日¥2,000- ※ワンドリンク別
posted by ASIOS at 20:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月07日

書泉グランデにて「ムー超常百選」開催中

 本城です。
フロアの様子.jpg 6月1日から30日まで、神保町にある書泉グランデ1Fにて、学研『ムー』と書泉がコラボした大型フェアが開催されています。

 オカルト本が好きな方ならご存知の方も多いと思いますが、もともと書泉グランデの4Fは超常現象をテーマにした本を多く扱っている専用フロアになっていて、オカルト本が非常に充実しています。都内屈指です。ASIOSの本も扱っていただいています。様々なジャンルの本が置いてあるので、見て回るだけでも楽しいです。

 今回はムーとコラボで、1階にてフェアが開催されるそうですが、飛鳥さんや並木さんのサイン本もあるそうです。オカルトファンならきっと楽しめるはず。神保町に行かれる方は、ぜひ寄ってみてください。
posted by ASIOS at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月27日

『新・トンデモ超常現象60の真相』が文庫化

 本城です。
 このたび、彩図社さんから『新・トンデモ超常現象60の真相』が上巻下巻の文庫として再出版されることになったそうです。この本はもともと2001年に56の真相として出されたものが、2007年に新たに4項目を加えて60の真相として出されたものです。

 最初に出た2001年当時、まだ私は懐疑論者でもなかったですが、それから12年経って、このように最新の文庫化の紹介をしているとは思ってもいませんでした。

 さて、本書の内容につきましては、ASIOSがこれまで出してきた本の先行書のようなものですので、スタンスや構成はよく似ています。文庫化に際しては大きな変更はないものの、いくつか細かい修正がされていたり、新しい情報があれば追加されていたりするそうです。

 詳しい目次は以下のとおりです。興味をお持ちの方はぜひお読み下さい。

〈上巻〉
はじめに〜超常現象のタブー〜

第一章 古代文明の伝説
青森県新郷村にキリストの墓がある!?
2000年前のバグダードで電池が作られていた!?
水晶ドクロはアトランティス文明の遺産!?
50万年前の点火プラグ!? 謎のコソ加工物
ノアの箱船はトルコの船形地形に埋まっている!?

第二章 超人・超能力の伝説
カルロス・カスタネダはドン・ファンの教えを伝えた!?
米国の警察は超能力者を使って事件を解決している!?
田舎の警察ほど超能力探偵をよく使う!?
史上最強の超能力者!? ジェラルド・クロワゼット!
TVで3千万人が目撃! クロワゼットの透視能力!?
ピーター・フルコスは透視能力で難事件を解決した!?
J・B・ライン博士の研究室で超能力が証明された!?
CIAや米軍も採用した遠隔視の驚異!?
カルロス・ミラベリは空中浮揚に成功した!?
ガンツフェルト実験で超能力が証明された!?

第三章 UFOと異星人の伝説
第江戸時代の異星人遭遇事件が記録されていた!? @
江戸時代の異星人遭遇事件が記録されていた!? A
アリゾナ州フェニックスに超巨大UFOが出現!?
ミステリー・サークル生成の瞬間がビデオ撮影された!?
清家新一氏のUFO理論はノーベル賞もの!?
KGBからロシア版ロズウェル事件のフィルムが流出!?
米国ソコロで警官が異星人と遭遇した!?
ホプキンスビルで異星人の襲撃事件があった!? @
ホプキンスビルで異星人の襲撃事件があった!? A
米国フラットウッズに3mの宇宙人が現れた!?
グレイはキリストの子供だった!?
ヒル夫妻はグレイ・タイプの異星人に誘拐された!?
エリア51でひそかにUFO研究が行なわれている!?
ドゴン族は異星人から天文知識を教えられた!?

〈下巻〉
第四章 霊と悪魔の伝説
岐阜県富加町のポルターガイスト事件は本物!?
映画『エクソシスト』は実話に基づいている!?
宜保愛子は5百年前のロンドン塔の悲劇を霊視した!?
四谷怪談は実話だった!?
クルスキーの手形は霊実在の動かぬ証拠!?

第五章 大予言の伝説
聖書には暗号で予言が隠されている!?
タマラ・ランドはレーガン暗殺を予言した!?

第六章 未知生物の伝説
オリバー君は人とチンパンジーの混血児!?
南米で発見された獣人モノ・グランデは猿人か!?
死人が生き返る!? ゾンビ伝説!
家畜が殺される! チュッパキャブラスの恐怖!?
日本の漁船がニューネッシーを捕獲した!?
ヒマラヤの雪男の実在が証明された!?
アフリカ奥地のモケーレ・ムベンベは恐竜の生き残り!?
ジャージー・デビルは悪魔の化身!?
宇宙生物来襲!? ドーバー・デーモンの謎!

第七章 身近な超常現象の伝説
バイオリズムが人間の活動を司っている!?
生物は月と共振して生きている!?
満月がヒトを狂わせ、引き潮と共にヒトは死ぬ!?
江戸は風水によって設計された霊的国防都市だった?
幻視や幻聴は霊的ステージが高い証拠!?
額に1円玉が貼り付くのは超能力!?
東京地裁も認めた! 外気功の効果!?

第八章 怪奇現象の伝説
涙を流すマリア像は人類の危機を知らせている!?
年に3度も液体化する聖ヤヌアリウスの血!?
テキサス州マーファの怪光はアメリカ版の火の玉!?
インディアンも見た!? ブラウン山の怪光!
乗組員が忽然と消えた!? メアリー・セレスト号事件!
11歳の少年が神隠しに!? オリバー・ラーチ事件!
19世紀最大の謎!? バルバドス島の動く棺桶!
オーラが写真に写る!? キルリアン写真!

文庫版のあとがき
※山本さんではなく皆神さんに代わり、12年の流れを振り返っています。
posted by ASIOS at 12:15| Comment(5) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月04日

『UFOはもう来ない』

 本城です。
 ufosf.jpgASIOSにもご参加いただいている山本弘さんが、12月にUFOをテーマにした小説を書かれました。

『UFOはもう来ない』です。「もう来ない」ということは、来たことがあるということでもあり、異星人とのファースト・コンタクト(初遭遇)を扱った作品になります。

 詳しい紹介は、山本さんの作品サイトや、Spファイル友の会の馬場さんの書評がよく伝わってきますのでご覧下さい。

 私はまだ読めていないのですが、設定も内容も面白そうですし、周囲のオカルトファンの人たちの評判も良いため、いずれ必ず読むつもりです。もともとファースト・コンタクトは、私のような者でも憧れはあります。UFO業界の人間模様も興味深く読めそうです。楽しみにしています。

 51lwomD02xL._SL500_AA300_.jpgそれと、こちらはUFOや超常現象と直接関わりませんが、ASIOSでUMAや生物関係の調査をよく担当いただいている横山雅司さんの新刊が先月出ました。

『憧れの「野生動物」飼育読本』です。

 ゾウ、パンダ、ペンギン、サメなど、通常なら飼えない野生動物をもし飼うとしたら、どういう方法があるのか、まじめにバカバカしく解説されています。

 けっこう無茶なこともあって、笑いながら読むこともできそうです。イラストも豊富で読みやすいと思います。
posted by ASIOS at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月22日

本の紹介(2)

 昨日の続きです。
 
『都市伝説探偵団』
『アエラ』に連載されていた都市伝説の取材記事をまとめた本です。全部で70近い項目がありますが、それぞれ3ページほどの分量のため、さくさく読めます。内容もけっこうしっかりしており、専門家へ取材した情報が多いので参考になります。ちなみに後書きで触れられていますが、編集を担当したのは皆神さんです。

『異次元の怪奇』
 南山宏さんが1971年に大陸書房から出されたオカルト本。昔懐かしい怪奇話を100件以上紹介しています。といっても1項目1ページ弱なので、こちらもさくさく読めます。ただ出典が書かれていないため、興味を持っても自力で追うのは苦労しますが、次から次に紹介される奇現象は読んでいるだけでも楽しいです。とりあえず検証は後回しにして読むのがおすすめ。

『指紋論』
 指紋をテーマに、身元確認の社会史を追った本とでもいいましょうか。おすすめは心霊主義を扱った第1章でして、ここでは有名霊媒師マージェリーと日本の心霊研究家・浅野和三郎、幽霊の手形で有名なクルスキー、さらには19世紀の心霊写真などの話が展開されます。幽霊の身元をどうやって確認し、存在を証明するか。そう考えたときに、その時代時代の最先端の技術が取り込まれていく様子が興味深いです。

『しゃべくり大王』
 米沢りかさんの漫画。本書は米沢さんの体験談を漫画化したもので、全編にわたって面白いですが、中でも最後に収録されている「魅せます!!テレビの裏側!!」がツボでした。内容は、米沢さんが以前、友人に誘われてエキストラとして収録に参加した某オカルト番組の体験記。視聴者側ではわからない、番組収録の現場に立ち会った人ならではの裏話が盛りだくさんで興味深く読めました。
posted by ASIOS at 14:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月21日

本の紹介(1)

 本城です。
 今まで読みながら紹介できなかった本がいくつかたまってきたので、今回は2回にわけて紹介していきたいと思います。

『見えないものの文化史 近代庶民生活誌19』
 この第19巻は「迷信・占い・心霊現象編」となっていまして、次のように明治から昭和20年代にかけての貴重な資料が収録されています。

・摩訶不思議 浜口熊嶽自叙伝
・長南年惠の奇跡的半生(浅野和三郎)
・法術の正体(秋山命澄)
・東京付近における俗説俗習
・呪い、まじない、民間療法
・夢判断秘蔵書(土橋正之)
・心霊科学研究会実験記録
・千里眼実験録(藤原咲平/藤教篤)
・千里眼問題の真相(高橋宮二)

 どれも参考になりますが、なかでも「千里眼実験録」は貴重な資料で、これだけでも本書を入手する価値はあります。
 本書は600ページ以上あり、辞書のような分厚い資料本です。私が買ったのは新刊だったため1万円以上してしまいましたが、古本だと大体3000円台〜4000円で売られています。古本で入手される方がおすすめです。


『サイキック・ツーリスト』
 サブタイトルは「霊能者・超能力者・占い師のみなさん、未来が見えるって本当ですか?」。姉と姪について不吉な水難死を予言された著者が、真相を求めて世界中のサイキックを訪ねる取材記のような本です。

 文体はめちゃくちゃ軽いので、適当な取材で適当なことを書く駄本かと思いきや、意外にもしっかりしていて参考になること多々でした。日本でおなじみのマクモニーグルをはじめ、このての話に興味のある方なら馴染みのあるサイキックや研究者が何人も登場します。

 先にも書いたとおり文体は軽いため、気軽に読める本です。でも中身は濃い。そのギャップがまた面白い本でした。日本にいるとわからない情報や、実際に取材しないと得られない情報も多く、参考になります。


『現代の念写とその実験的証明』
 神戸にある直道会の巽直道会長の古希を記念して発刊された本。体裁的には論文集の方が近いかもしれません。序文は参議院議員時代の石原慎太郎が書いています。

 内容は完全に肯定寄りですが、念写をテーマにしているだけあって写真が多く、さまざまな実験報告なども載っていて、念写についての資料のひとつとして役立ちそうです。
posted by ASIOS at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月22日

『トンデモ本の新世界』

 本城です。
 久しぶりにトンデモ本シリーズを読みました。今日発売の『トンデモ本の新世界』(文芸社)です。

 今回は「世界滅亡編」とあり、世界の滅亡に絡んだネタが、本や漫画、映画などからピックアップされています。ちょっと変わっているのは、滅亡までの道のりや滅亡時に焦点をあてたものだけでなく、滅亡後の新しい世界を扱った作品も取り上げられているところです。

 それが第3章と第4章の「トンデモ終末後の世界」。当然まだ終末はきていませんから、そこは作者さんが想像で好き放題にできる世界でもあり、なかなかぶっ飛んでいる作品が多くて面白いです。

 反面、1章と2章はややハードなネタが多く、トンデモ本として面白かったのは山本さんが最初に紹介している『秘伝ノストラダムス・コード』くらいだったのはちょっと残念でした。

 ただ、それぞれ中身は濃い記事が多いです。ここはもう割り切って読んだ方がいいかもしれません。ちなみに前作までの目次と比べると執筆陣が変わっていて、ちょっと新鮮な印象です。最近は読んでいなかったという方も、この機会にご覧になられてはどうでしょうか。

 本書の目次は以下をご参照ください。

第1章 トンデモ終末予言の世界 「えっ、あの人も?」有名人編
『秘伝ノストラダムス・コード』(竹本忠雄)――山本弘
『未来仏ミロクの指は何をさしているか』(五島勉)――多田克己
『聖書の暗号』『聖書の暗号2』『Bible Code III: Saving the World』(マイケル・ドロズニン)――クララ・キイン
『ニュートン・コード』(塚原一成)――皆神龍太郎
『「みろくの世」―出口王仁三郎の世界―』(上田正昭監修)――原田実
『清少納書の大予言』(谷地淳平)――原田実
『日出づる日、災い近し』(麻原彰晃)――クララ・キイン
コラム 予言獣と予言(その1)――多田克己

第2章 トンデモ終末予言の世界 その他、個性的な方々が続々と…編
『的中王・海龍のとてつもない予言』(海籠)――唐沢俊一
特集「破滅学入門」(特集構成・野坂昭如)――唐沢俊一
『純正律は世界を救う』(玉木宏樹)――唐沢俊一
『「日月神示」夜明けの御用 岡本天明伝』(黒川柚月)――原田実
『2000末世紀之謎』(星座小王子)――原田実
『この地名が危ない』(楠原佑介)――多田克己
『美しき『聖騎士」たちの黙示録』(万師緑姫)/『天網恢恢疎にして漏らさず』(伯壬旭)――稗田おんまゆら
『量子進化――脳と進化の謎を量子力学が解く! 』(ジョンジョー・マクファデン)――川口友万
コラム2 予雷獣と予言(その2)――多田克己

第3章 トンデモ終未後の世界 コミックス編
『大ぼら一代』全11巻(本宮ひろ志)――新田五郎
『60億のシラミ』全5巻(飯森広一)――新田五郎
『メギドの火』全2巻(つのだじろう)――新田五郎
『餓鬼の惑星』全1巻(原作・滝沢解、劇画・小島剛夕)――新田五郎
『愛と希望の人類滅亡BLアンソロジー』全1巻ほか――新田五郎

第4章トンデモ終末後の世界 映画・ゲーム編
『原子怪獣と裸女』(監督=ロジャー・コーマン)――寶来誠
『原爆下のアメリカ』(監督=アルフレッド・E・グリーン)――寶来誠
『地球は壊滅する』(監督=アンドリュー・マルトン)――寶来誠
『第三次世界大戦 四十一時間の恐怖』(監督=日高繁明、脚本=甲斐久尊)――唐沢俊一
『奇蹟人間』(制作=アレクサンダー・コルダ、原案・脚本=H・G・ウェルズ、監督=ロタール・メンデス、主演=ローランド・ヤング)――唐沢俊一
『機械人間 感覚の理失』(監督=アレクサンドル・アンドリエフスキー)――唐沢俊一
『ファイナル・ジャッジメント』『ノストラダムス戦慄の啓示』『マンガノストラダムス戦慄の啓示』――稗田おんまゆら
「イルミナティカード」――山本弘
posted by ASIOS at 15:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月08日

菊池聡さんの新刊『なぜ疑似科学を信じるのか』

 本城です。
 ASIOSの予言検証本やイベントでもお世話になりました、信州大学の菊池聡さんの新刊が先月出版されました。『なぜ疑似科学を信じるのか』(化学同人)です。

 本書は菊池さんいわく、「疑似科学やニセ科学の問題を幅広く概観する入門書の役割」(P.5)を持たせつつ、「私たちが、なぜニセの科学を信頼がおける科学だと『思い込んでしまう』のかを考える」(同上)本にしたかったそうです。つまり、ご専門の認知心理学からのアプローチも試みた本ということでしょう。そこに本書の独自性があります。

 ここで内容を簡単に紹介してみますと、第1章から第3章までは、疑似科学の概観紹介と科学の方法論や疑似科学との違いについての解説です。続く第4章と5章は疑似科学にまつわる心理的な錯誤についての解説。第6章から第9章までは具体的な事例を取り上げて検討し、最後の第10章は疑似科学の教材としての役割や、合理性についての検討などが続きます。(巻末には各ジャンルのおすすめ参考図書リストもあり)

 第1章から第5章までは、どちらかといえば入門者向けの解説が続きますが、ここをしっかり読んでおけば、6章以降の具体的な事例についての検討が、よりクリアに理解できるはずです。

 本書では何かを説明する際に、通常の説明のあとに「たとえば〜」というように、よりわかりやすく言い換えての説明が頻繁に見られます。これはつい難しくなりがちな科学を扱う本にとって、読者の理解を助ける良い役割を果たしていると思います。

 菊池さんは決して疑似科学をこき下ろすようなことはしていません。問題点は指摘されていますが、その問題点を知ることで、より科学についての理解は深まり、教材としての疑似科学の有効性も見えてきます。

 本書を読むことで、科学はもちろん、疑似科学に対するイメージも変わる人がいるのではないでしょうか。疑似科学を信じることは異常なことではなく、むしろ自然なことです。本書では「人間くさい」(科学)とも表現されていますが、まさに言い得て妙です。

 まだこのての話に興味を持ったばかりという方。本書は入門書として最適です。疑似科学についてはもちろん、その疑似科学をとおして科学的な方法論についても大いに学べます。うまく応用すれば、日常生活での考えにもプラスになるはずです。

 また、こういった話には興味を持ってきたという方。そういう方でも前半の入門的な解説は自身の考えを整理する上で十分に役立つはずです。読み進めているうちに、言いたかったことはそれだ、と思わずひざを打つ方もいるのではないでしょうか。後半の具体的事例の検討と最終章は、それだけでも大いに参考になります。

 皆さん、ぜひ読んでみてください。本書が長く読まれてロングセラーになり、改訂もされながら読み継がれることを願っています。
posted by ASIOS at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月30日

『超心理学――封印された超常現象の科学』

 本城です。
 ASIOSにもご参加いただいている石川幹人さんの新刊『超心理学――封印された超常現象の科学』がこのたび出版されました。

 タイトルどおり、超心理学をテーマにした本です。超心理学とは、いわゆる超能力を科学的に研究する学問のことで、本書はその不遇の歴史を紐解きながら、その実像に迫ります。

 目次は以下のとおりです。

 序章
 予知かそれとも偶然か/超心理学協会/デューク大学とJ・B・ラインの研究/ライン研究センター/本書の構成

【第 I 部 超心理学の実態】
 第1章 テレパシーの証拠をつかんだ
 第2章 米軍の超能力スパイ作戦
 第3章 超能力の実在をめぐる懐疑論争

【第 II 部 封印する社会とメディア】
 第4章 奇術師たちのアリーナ
 第5章 能力者と称する人々
 第6章 マスメディアの光と影

【第 III 部 封印は破られるか】
 第7章 心の法則をもとめて
 第8章 予知――物理学への挑戦
 第9章 意識に共鳴する機械
 第10章 霊魂仮説について考える
 
 終章
 物理学者とのオカルト対談/オカルト論議は信念論争/封印構造の認知的側面/封印は解かれるか

 あとがき
【付録】「用語集」「統計分析の基礎」「読書ガイド」「索引」


 第 III 部あたりになってきますと内容もだんだん専門的になってきますが、第 II 部は比較的なじみのある話が展開されています。中でも第6章はテレビ番組の企画の話が紹介されており、一般の読者の方々にとっても興味深い話ではないでしょうか。

 また第3章では懐疑論が扱われています。その中でも『ハインズ博士「超科学」をきる』で展開されている超心理学批判に対する批判は、ぜひとも読んでおきたいところです。

 なお本書では超心理学を扱っているため、その研究において必須となる統計学の基礎が付録で解説されています。これを最初に読んでおくとだいぶ理解の助けになると思います。

 とはいえそれでも私の場合は統計学に疎いため、本書で紹介される実験結果については残念ながら独自に判断できるまでには至りませんでした。しかし、今後はさらに勉強を重ね判断できるようにしていくつもりです。

 最後に、本書は挑戦的なことも書かれていますので、反発を覚える方もいるかもしれません。一方で、内容を拡大解釈して自説の補強に勤しむ方も出てくるかもしれません。それでも本書は多くの方々に読んでいただくことに意義があると思います。

 学生さんや他の科学者の方々にも本書を読んでいただき、超心理学に対する理解の広がりと今後の研究の発展を願っています。ぜひ皆さんお読みください。
posted by ASIOS at 00:01| Comment(78) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月10日

超常同人誌『Spファイルvol.10』

 本城です。
 超常同人誌の『Spファイルvol.10』が8月12日(日)の夏コミに出るそうです。ブースは東京ビッグサイトの東地区 Rブロック15b。

 私は今回寄稿していませんが、ASIOSのメンバーは何人か寄稿しています。また、このブログでも扱ったエイモス・ミラー事件については、その後の調査をまとめたものが小山田さんによって執筆されています。

 そのほか詳しい目次などはSpファイルの公式サイトをご覧下さい。
posted by ASIOS at 12:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月07日

田代峠の調査について

こんにちは。蒲田です。

 『謎解き超常現象V』は読んでいただけたでしょうか。私の担当は「田代峠」「ホッテル文書」「アズテック事件」でした。「田代峠」については、オカルトマニアの方でも知らなかった方が多かったようです。「伝説」部分を厚めにしておいてよかった。
 田代峠に関しては、『ムー』で並木氏が現地調査をしていて、今読んでも興奮できるものです。気が向いた方は、ムーのバックナンバー57号から60号、それから62号を読んでいただけると面白いかと思います。

 ところで、田代峠の項目を読んでこんなツッコミを入れたくなった方はいらっしゃいませんでしたか?

「F-86Fの事故は自衛隊機の事故なんだから、ちゃんと事故報告書を読めよ!」

 もっともだと思います。素人考えで事故原因を推測するぐらいなら、専門家の調査結果を読んだ方がよいのは間違いありません。実は、今回の調査でも防衛省に情報開示の請求を行ったのですが、残念ながら該当資料なしだったのです。担当者の方は「なにせとても古い記録なので…」ということでした。「破棄されたのなら、破棄されたという記録でも残ってないのでしょうか?」といった質問もしてみたのですが、そういった記録もないようでした。

 情報隠蔽でしょうか?

 アメリカとかと比べると情報の保管、破棄の手続きが杜撰なだけかな?と思います。F-86Fは米軍設計の飛行機なので、もしかしたら日本側に詳しい情報を残さない方針だったのかもしれませんが、そこら辺の事情は関係者か軍事マニアの方にでも聞いてみたいところです(当時、事故の回収にあたった自衛官の方も報告書を見た覚えはないらしいので)。

 現地調査では、にぎやかしにF-86Fの残骸を手にした写真でも撮りたかったのですが、素人に道のない山の中は厳しかったというのが実際のところです。山に分け入ったはいいものの、30分もすると遭難しそうなぐらいどこがどこだかわからなくなりました。山に慣れてる人に同行いただければよかったのですが、いかんせんなかなか都合が合わないものです。

 それから、書籍の方では記事が長くなりすぎたので扱いませんでしたが、私が現地調査に出向いた際に、ムーとの共同現地調査を行ったJSPS(日本宇宙現象研究会)山形支部の方とも会ってきました(押しかけました)。残念ながら、お互いに時間がなくて、詳しい話はあまりしなかったのですが、精力的な調査にも関わらず、結局、何も見つからなかったという結論は聞いてきました。JSPS山形支部はかなりの時間をかけて道なき山中を調査し続けたわけですから、この結果は重要だと思います。

 ASIOS関係者としてではなく、いちオカルトファンとしても『謎解き超常現象V』は面白い本なんで、まだ手に取っていない方は是非どうぞ。「田代峠」はSFファン界隈の方がニヤリとするような話もあるので、そっち方面の方もどうぞ(私はそんなにSF界に明るくないですけど)。
posted by ASIOS at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月15日

リチャード・ワイズマン『超常現象の科学』

paranormality.jpg 本城です。
 イギリスの心理学者リチャード・ワイズマンによる新刊『超常現象の科学』(文藝春秋)という本が日本で翻訳出版されました。今回はそのご紹介です。

 ワイズマンはイギリスを代表する懐疑論者・心理学者であると同時に、心理学を応用した実験やマジックの動画をYouTubeにアップして注目を集めている人物です。
 こちらはその一例。日本の番組でも紹介されたことがあるのでご存知の方もいるかもしれません。(英語がわからなくても楽しめます)


 さて、そんなワイズマンが超常現象をテーマに人間の心理と認知の仕組みをわかりやすく解説した本が今回の『超常現象の科学』です。もともと超常現象の調査に長年携わってきた人ですから、テーマとして申し分なし。各章それぞれに面白い話題が取り上げられています。

 序章は、飼い主の帰宅時間がわかるという超能力犬を検証したエピソードから。日本の動物番組やスピリチュアル系の番組でも、この超能力犬は紹介されることが多いため、ご存知の方もいるのではないでしょうか。
 ただし残念ながらその真相は日本ではほとんど紹介されません。けれどもワイズマンはこの犬と飼い主を実際に検証しており、本書ではその内容が詳しく解説されています。

 続く第1章は占いがテーマ。百発百中の謎の占い師こと「ミスターD」が登場。面識のない客の情報を次々と当てていきます。彼の占いは本物なのか? 占いがよく当たったように思えてしまう仕組みとは? その真相はミスターD自身によって明らかにされます。
 
 第2章は幽体離脱。過去に起きた幽霊離脱でしか説明できないとされる事件の真相を紹介しながら、脳が引き起こす奇妙な錯覚も実例を交えて紹介。幽体離脱と同じようなことを読者が体験できるやり方も伝授します。

 第3章は超能力。ここでは世界一の超能力者ともいわれたジェイムズ・ハイドリックが登場。懐疑的な人も引っ掛かった彼のトリックとは? 超能力があると思い込ませるために必要な5つの原則も解説してくれます。

 第4章は心霊現象。スピリチュアリズムと縁の深いフォックス姉妹から始まり、こっくりさんを実例とした脳と意識のギャップが引き起こす不思議について解説。

 第5章も心霊現象。睡眠と心霊現象との関係や、脳が引き起こす様々な現象を具体的な実験をもとに解説。

 第6章はマインドコントロール。900人以上が集団自殺し、史上最悪のカルト事件ともいわれる人民寺院事件。教祖のジム・ジョーンズは、なぜ900人以上もの人たちを自殺させることができたのか? なぜ外部から見れば狂信的とも思える教祖と教団に、信者たちは心酔していったのか?

 日本でもオウム事件が起こり、最近もオセロ中島のマインドコントロール騒動が起きていますが、決して人ごとではありません。ワイズマンは、人がカルトにはまる要素を4つに分けて解説しています。

 それぞれの要素は非常に人間の心理を突いており、誰でもその落とし穴にはまる可能性があります。またこういったマインドコントロールはカルトに限ったことではなく、私たちの日常にも潜んでいることが示されます。

 第7章は予知能力。巷でもよく聞かれる「虫の知らせ」「予知夢」などを、実際に有名になった事件を交えながら解説。
 さらに巻末にはワイズマンから読者へのプレゼントとして特別付録も。「読心術」「瞬間麻痺」「暗示にかかりやすいテスト」「念力を身につける」「幽霊を呼び出す儀式」など、心理の働きを応用した実演キットが用意されています。

 さて、以上のようにざっと各章を紹介してみましたが、もちろんこれで全部ではありません。それぞれに紹介できなかったエピソードや興味深い実験がたくさんあります。
 たとえば心霊現象研究家のトニー・コーネルが行った「人はなかなかお化けに気つかない」という実験。夜中に白いシーツで身を包み、幽霊の格好をして人とすれ違っても、意外にも気づく人はほとんどいない、というんです。

 さらに、映画館で上映の合間に幽霊の格好をしてスクリーンの前を横切ってみたところ、3分の1はその存在に気づかず、残りの気づいた人たちも、横切ったのは「分厚いコートを着た女性だった」とか、「どたどたしたホッキョクグマだった」とか、その内容はあやふやなものばかり。意外にも人は周りで起きていることに無頓着で、記憶もいい加減なようです。
 また比較的有名な「ラトクリフ波止場の幽霊」では、怪談話をデッチ上げたところ、その作り話の内容に沿った幽霊を目撃した人が続出しました。

 とにかく本書は紹介されている実験やエピソードの数が豊富です。内容も具体的なので、なぜそういえるのか、というワイズマンの主張のしっかりした根拠となっています。
 また説明の仕方も非常にわかりやすいです。各章ごとに、それぞれ4つか5つくらいのポイントにわけて説明しており、長くなる場合は最後の方でまとめ直す、といったことをやってくれるんです。

 さらに読者を飽きさせない工夫として、ちょっとした心理実験なども用意されています。読者が実際に体験することができるんです。表紙はその一例。少女の絵が描かれていますが、これは背表紙も使うと幽霊のような少女の姿が浮かび上がる、という仕組みになっています。

 陽気なワイズマンらしく、適所に散りばめられたユーモアも健在。難点をあげるとすれば、改行が少なく、通常の単行本に比べれば字が少し小さいという点がありますが、その分、ページ数が抑えられて、翻訳本にしては値段もお手頃になっているので仕方ないかもしれません。

 内容は十分に面白いです。ワイズマンは決して頭ごなしの否定をしていないため、スタンスを問わず楽しめると思います。超常現象に興味を持っている方はもちろん、人が見たり記憶したりする認知システムに興味がある方にも参考になる情報は盛りだくさんです。おすすめします。
posted by ASIOS at 19:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月10日

『ムー』に取り上げられました。

※8月18日、19日追記:いくつかの番組を追加しました。

 本城です。
 昨日発売の学研の『ムー』9月号にて、ASIOS関連書籍の『超常現象を科学にした男』(紀伊國屋書店)と『謎解き 古代文明』(彩図社)の2冊が本のレビューコーナーで取り上げられました。

 実は、今年1月に出した『検証 陰謀論はどこまで真実か』(文芸社)も『ムー』の4月号で取り上げていただいてまして、これで2度目になります。
 ムーで紹介されるということは、その読者の方たちにも知っていただけるということですから大変ありがたいこと。今後も取り上げていただけるような本を出せるように精進したいと思います。

 さて、これとは別に今後放送される超常現象関連番組がいくつかありますので、以下で紹介しておきます。また増えるようでしたら後日改めて紹介するかもしれません。

●8月13日(土)19:00〜20:54 テレビ東京
「日帰りで行ける! パワースポット癒しツアー」

●8月15日(月)19:00〜19:56 日本テレビ
「不可思議探偵団」
 呪いの家が取り上げられます。おそらくウィンチェスター・ミステリー・ハウス。番組では交霊術も行われるようです。

●8月15日(月)23:30〜24:00 BS日テレ
「見てはいけないTV」
 BSなので私は見られませんが、番組は7月から毎週放送されています。往年の心霊番組のような内容みたいです。

●8月16日(火)19:00〜20:54 フジテレビ
「めざましテレビPRESENTS 中居正広の世界はスゲェ〜ココまで調べましたSP ナカ調VSココ調 真夏の激突編」
『謎解き超常現象U』でも扱った「獣人モノス」が取り上げられるようです。

●8月16日(火)25:10〜25:40 フジテレビ
「百識王」
「お化け屋敷の謎に迫る!」という企画の後編。

●8月18日(木)25:56〜26:26 TBS
「UFOが見える町〜チリ・サンクレメンテ」
 再再放送番組。UFOが見られる町として知られ、町おこしにも使っているサンクレメンテの特集。

●8月19日(金)19:00〜19:54 テレビ東京
「爆笑問題の大変よくできました!」
「水晶を通して本当に『透視』が可能なのか、実験して検証する」とのこと。

●8月19日(金)26:00〜26:30 テレビ東京
「流派-R」
 実話アーティスト怪談第2弾。

●8月21日(日)24:40〜25:05 フジテレビ
「アナ・バン!」
 テーマは怪談。

●8月22日(月)19:00〜19:56 日本テレビ
「不可思議探偵団」
 マヤの予言。地球滅亡は2011年だった説が取り上げられます。

●8月23日(火)25:56〜26:26 TBS
「さしこのくせに」
 怪談トークバトルだそうです。

●8月25日(木)25:08〜26:08 日本テレビ
「新・あなたの知らない世界」
 かつてお昼に放送されていた心霊コーナー「あなたの知らない世界」のドラマ版だそうです。

●8月26日(金)19:00〜20:54 日本テレビ
「ミエルオンナ月子〜真夏の夜のコワーイ話〜」
 番組サイトいわく「新感覚のコメディー×ホラードラマ」とのこと。けっこう面白そうです。
posted by ASIOS at 17:08| Comment(13) | TrackBack(1) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月30日

『人はなぜだまされるのか』

 本城です。
 人はなぜだまされるのか2.jpgASIOSにも参加されている石川幹人さんが先日、新しい本を出されました。不思議現象をひとつの切り口としていることもあり、興味を持ってくださる方もいらっしゃると思いますので今回はその紹介をしたいと思います。

 新刊のタイトルは『人はなぜだまされるのか』。講談社のブルーバックスシリーズです。

 石川さんといえば超心理学ですが、本書では超心理学系の話は登場しません。メインテーマは進化心理学。この進化心理学とは「心の働きが形成された経緯を生物進化論にもとづいて考える」(P.5)学問です。人間の感情や心理の由来について進化論からアプローチする分野と言い換えてもいいかもしれません。人類学、社会生物学、認知科学など、多くの領域にまたがっている学問分野でもあります。

 本書はそんな進化心理学の観点から、人のだまされやすさを具体例に、その心の働きの進化的な由来を考察しています。決して内容は難しくありません。適度にイラストが示されていたり、思考テストなどもわかりやすく解説されたりしていて大変面白いです。

 全体としては、菊池聡さんの『超常現象をなぜ信じるのか』(講談社)を思い浮かべていただけるとわかりやすいと思います。菊池さんの本が超常現象を信じる心理や誤信の仕組みを認知心理学の観点から解説した本だとすれば、本書はその由来を進化心理学の観点から解説した本といいましょうか。

 肝は、私たち人間の心が300万年前から1万年前ほどまで続いた狩猟採集時代の生活に合うよう、あらかた最適化されているという考え方です。これにもとづけば、私たち人間のだまされやすさは、現代からみると非合理に思えるところがあっても、その時代ではむしろ合理的であり、長い進化の歴史の中で基本仕様として備わっていったものではないか、ということが考えられます。

 逆に、たとえば懐疑の精神のようなものは生まれながらに備わっているものではなく、言語と同じく学習しなければなかなか身につかないものだとも考えられます。

 このあたり、進化心理学の観点から考察すると興味深いです。私はこういったアプローチの仕方に触れたのは初めてではありませんが、以前からの興味をさらに掘り下げてくれる本書の内容は大変参考になりました。他にも興味をお持ちの方には、お勧めの一冊です。

 なお進化心理学については議論もあり、著者である石川さんも、その点には留意されながら、すべてを進化心理学で説明できるとしているわけではありません。また進化心理学については、本書の「おわりに」でわかりやすく解説されていますので、そちらも合わせてご覧ください。

【目次紹介】
はじめに
第1章 錯視 高度な視覚機能のなせるわざ
     凹凸が見える錯視、照明の役割、太陽がつくった眼、
     前後が見える錯視、草原に生きる

第2章 注意 明らかな変化なのに気づけない
     チェンジ・ブラインドネス、注意のスポットライト、
     注意を引きつける、ボトムアップとトップダウン、
     視線から意図を知る、指さしで意図を知らせる
コラム1 心はアーミーナイフ――進化心理学の発端

第3章 記憶 歪められたり、作られたり
     憶えているという自覚、道具としての記憶、
     行為が強める記憶、思い出の記憶

第4章 感情 集団を支える怒りと恐怖と好奇心
     恐怖症、環境が進化を促進する、多様性の価値、
     恐怖の反対:冒険心、恐怖を与える怒り、
     恐怖症の克服、怒りの克服
コラム2 協力集団が人間らしさをつくった――進化心理学の意義

第5章 想像 壁のシミが幽霊に見えるわけ
     想像で思考する、想像と夢、想像から言語へ、
     記憶へ混入する想像、意図をもつ物体、心霊写真

第6章 信念 なぜ噂を信じてしまうのか
     信念の由来、模倣による伝承、生活集団の規模、
     噂の評判、一万年以降、懐疑の精神、
     反対側に注目する、確証バイアス
コラム3 意識は心を理解できるか――進化心理学の受容

第7章 予測 将来の危機を過小評価する心の働き
     法則好きなサル、ツキとスランプ、後づけの落とし穴、
     コントロール欲求、主観的確率、奇跡をめぐって、
     不確実な将来の予測
おわりに
posted by ASIOS at 18:55| Comment(6) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月04日

『超常現象を科学にした男』

 ナカイサヤカです。
 謎解きシリーズ/検証シリーズとは別にASIOSから生まれた本が出版されましたのでお知らせします。超能力研究のノンフィクションです。

超常現象を科学にした男――J.B.ラインの挑戦
ステイシー・ホーン (著), 石川幹人 (監修), ナカイサヤカ (翻訳)
単行本: 348ページ
出版社: 紀伊國屋書店 (2011/6/30)
ISBN-10: 4314010770 ISBN-13: 978-4314010771


 この本に出会ったのは、あるASIOSの会合でした。石川幹人さんから「これ、翻訳して」とナカイに手渡されたのが原書の『Unbelievable』。石川さんに本を持ち込んだのは、紀伊國屋書店出版部の和泉さんでした。

 デューク大学超心理学研究所のことは知っていたものの、こういうことだったのかと思うことがたくさんありまして、すっかり夢中になってしまいました。思いがけず長い時間がかかってしまいましたが、和泉さんのサポートを受けつつ、原作者のステイシー・ホーンと石川さんにも支えられてようやく出版となりました。時間がかかっただけ、良い本になっていると思います。

 原作者のステイシー・ホーンはニューヨークの下町に住むメディア作家。猫と一緒の一人暮らしで、常にチャレンジを忘れない素敵な女性です。911のボラン ティアをしたことから、ニューヨーク市警のコールドケースを扱った本を書き、ノンフィクション作家として歩み始めました。忘れられた人々に愛情を注ぐ彼女 がデューク大学に眠る700箱の資料に取り組み、関係資料を発掘し、関係者にインタビューして書き上げたのがこの本です。

 原作にはない写真を入れたり、巻末に石川さんの解説があったりと、原書+αの日本語版になっていまして、ステイシーも大喜びしてくれました。

 20世紀のアメリカ史としても面白く、J.B.ラインという一人の人間が生きている間にもこれだけ時代が変化していったのかと、そこにも深い感慨がありました。「謎解き古代文明」の項目を書いた時にも感じたのですが、もう1980年代以前というのははっきり過去になってしまっていて、まだリアルタイムで体験した人たちがたくさんいるにもかかわらず、本当にいろいろなことが消えて行ってしまっています。消えて良いものもあるのでしょうが、ASIOS的には覚えておかなくてはいけないものもたくさんあるように思います。

 この本、原稿としては全訳したのですが、ページの関係上、霊能者に関する記述少々とニューヨーク市の史跡「モリス・ジュメル館」の幽霊の話を入れることが出来ませんでした。モリス・ジュメル館は現存するマンハッタンで一番古い建物で、独立戦争では司令部がおかれたこともあります。遠足にやってきた子どもたちが、突然バルコニーに現れた「昔の衣装を着た博物館の女の人」に怒られるところから始まりますのですが、この時、建物は無人だったんですよね。半透明でも何でもない幽霊で、子どもたちはてっきり職員だと思ったんだそうです。

 ご覧になればわかるように、非常に明るく美しい建物で、しかも真っ昼間の幽霊ですからなかなかパワフル。そして小説のような実話が明らかになります。そして登場するのは幽霊探偵のハンス・ホルツァー・・・ステイシーの許可を貰って、いずれどこかでご紹介したく思います。

 しかし本の主人公はJ.B.ラインと弟子たち。翻訳中にステイシーに「ラインどっぷりの毎日」と書き送ったところ、「私もラインどっぷりだった」と返事を 貰ったのですが、「奇妙な論理」の中で他のトンデモさんとは同列に扱えないとマーティン・ガードナーも敬意を表明したラインの魅力にあふれています。

 すでに超常現象ファンのみなさまにはお馴染みの事件も登場しますが、デューク大学の箱の中に眠っていた手紙やメモが資料に加わっています。ASIOSファンのみなさまなら、必ず1回は・・・いや、3回はへ えと言って下さると思います。

 ちなみにこの本にはトリック暴きやインチキ霊能者も登場しますが、超常現象を否定しているわけでは ありません。ASIOSのメンバーがどうしてこのような翻訳本を出すのかという疑問を持つ方もいらっしゃるでしょうが、成功したかどうかは別として「超能力が本当にあるなら証明したい」というラインの情熱はASIOSのメンバーがもっているものと同質のものです。そのあたりは皆神さんと石川さんの『トンデモ超能力入門』(楽工社)と、本城さんの記事をご覧いただけると良いかと思います。

 石川さんはもう一冊超心理学の本を準備中です。私も大変楽しみにしています。超能力実験イベントも出来ればいいなと画策中ですので、まずは本書をお楽しみ下さい。


目次:
プロローグ
第1章 交霊会
 はじまり/ボストンの霊媒/J・B・ライン登場/ミナの転落/デューク大学へ

第2章 ESP
 テレパシーとの出合い/ESP――超感覚的知覚/アインシュタインと霊媒/ヒューバート・ピアース/アイリーン・ギャレット/超心理学研究所

第3章 名声と苦闘
 ある少女霊媒の生涯/批判と支持/ブームと論争の日々/ラジオ放送の大反響/米国心理学会/暗雲

第4章 戦争と死者
 戦時下の研究所/PK――念力/終戦/独立と孤立

第5章 悪魔祓い
 エクソシスト/メリーランド悪魔憑依事件/性とポルターガイスト/エクソシストの真相/憑依と脳科学/安定と停滞

第6章 声なき声
 新たな発展を求めて/幻覚仮説/聴こえる幽霊/声を聴く人々/退行催眠と生まれ変わり――ブライディ・マーフィー事例/UFO/著名な訪問者たち/超心理学協会

第7章 ポルターガイスト
 騒がしい霊/偶発的超常事例/四つのポルターガイスト事例/シーフォード・ポルターガイスト事例/シーフォード事例調査研究報告/テレビ出演と新たな手紙/ポルターガイスト後日譚

第8章 特異能力者
 消えた少年/ハロルド・シャーマンの透視/霊能者ピーター・フルコス/六〇年後――続く調査/霊能探偵フルコスの事件簿/フルコスの虚像と実像/ラインと霊能者

第9章 サイケデリックと冷戦
 臨死体験/ティモシー・リアリーとの出会い/ドラッグとESP/サイケデリックの時代/ESPの軍事利用研究/超心理学のスプートニク/遠隔透視諜報計画スターゲイト

第10章 幽霊と科学者たち
 心霊現象再び/幽霊の歴史/超心理学者ロールとジョインズ/量子の謎――物理学者たちの困惑と見解/現代の幽霊研究/電磁波、人工幽霊、脳

第11章 遺産
 苦闘の果て/繰り返される批判、世を去る旧友/FRNMへ/新たなスタート、希望と絶望/ゴール/迷走/ラインの死/記憶の彼方へ

エピローグ
謝辞

解説 石川幹人
年表 J.B.ラインと超心理学
参考文献
索引
posted by ASIOS at 15:42| Comment(5) | TrackBack(0) | 本や雑誌の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする