「ASIOS」―超常現象を懐疑的に調査する会―のメンバーによるブログ。

2008年07月13日

『インディアン、嘘つかない』?

こんばんは。那須野です。

皆さんは、教科書でこんな話を習いませんでしたか?
「1626年に、ピーター・ミニットが24ドルほどの価値しかないビーズや針などと引き換えに、マンハッタン島をインディアンから買い取った」と。
「インディアンは、島の価値がわからないほど頭が悪かった」という感じで伝えられていますが、実はこの話には裏があったのです。

カナーシー族からマンハッタン島を買い取ったピーター・ミニットは、植民地の支配者として「上手い取引をした」とご満悦でしたが、カナーシー族は、自分たちこそ「上手いことやった」と考えていました。
なぜなら、カナーシー族は、実際にはマンハッタンを所有しておらず、ブルックリンに住んでいたからです。
当時、マンハッタン島を所有していたのは、ウェックェースギーク族でした。
つまり、カナーシー族は他人の土地を何の断りもなく勝手に白人に売り払ったのです。
取引から締め出されたウェックェースギーク族は激怒して、その後の何年間もオランダ人相手に戦いを挑んでいたといいます。

「1626年に、ピーター・ミニットがインディアンからマンハッタン島を買い取った」という話は、「ピーター・ミニットが詐欺に遭った」と書き直した方がいいでしょう。カナーシ族の方が白人よりも一枚上手だったようです。

ちなみに、同じ頃、ラリタン族は、スターテン島を少なくとも6回も売っているそうです。
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2008年07月06日

不思議な水晶玉

こんばんは。那須野です。

今日は『面白サイトリンク集』から、少し前にネットで話題になっていた不思議な水晶玉を紹介します。

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【遊び方】
1. まず、2桁の数を思い浮かべましょう。例えば 23
2. 思い浮かべた2桁の数の数字をそのまま足します。2+3=5
3. 元の数から2.で求めた数を引きましょう。23-5=18
4. その数のシンボルを右側の表から探して、覚えたら、水晶玉をクリックしてみましょう。
あら不思議!水晶玉に覚えたシンボルが現れます。

では、実際にやってみましょう。→ 不思議な水晶玉
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いやいやいや、本当に不思議ですね〜。
初めての方は、どうぞ何度も何度もやってみてください。
繰り返しやればやるほど、ますます不思議な気分になってきます。

さて、この不思議な水晶玉については、私のサイトの方にも質問をいただいたことがあります。
「なぜ心が読まれるのでしょう??」と。

う〜む、Flashごときに心が読めるものなんでしょうか?
カラクリがわからない!という方のために、ここで謎解きを。

まず、毎回マークが変わるところにご注目ください。
よく見ると、9の倍数は全部同じマークですね?
そして、自分が思い浮かべて計算した数字は、全部9の倍数ですよね。
そこに仕掛けが隠されています。
9.18.27.36.45.54.63.72.81と、9の倍数のマークは必ず同じになっています。
これは、昔からある単純な仕掛けで、トリックと呼べるほどのものではありません。
・・・なんて、偉そうに言ってますが、私も最初はドキドキしました。
これは本当によく出来ていると思います。
出現したマークを紙に一つ一つ記録していて、ふとカラクリに気付いた時にはガッカリしました。('A`)
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2008年06月29日

ヒトラーのウソ

こんばんは。那須野です。

アドルフ・ヒトラーは『マイン・カンプ(わが闘争)』の中でウソについてこんなふうに書いています。

政府や指導者にとって、嘘は大きければ大きいほどいい。


「大衆の心は原始的なまでにシンプルなので、小さな嘘よりも大きな嘘の餌食になりやすい」
「大衆自身、小さな嘘はよくつくものの、大きな嘘をつくことはできないものだ」
「大衆はドラマチックな嘘には簡単に乗せられてしまうものだ」
と、ヒトラーは言っています。


そんなヒトラーが大衆についたウソで、私が一番スゴい!と思った嘘はこれです。

ズデーデン地方は、私がヨーロッパから要求する最後の領土である。
                           ― アドルフ・ヒトラー

まるっきりウソやん(笑)

ところで、この『マイン・カンプ(わが闘争)』自体、ヘスやラウシュニング等、協力者の考えをそのまま使っている箇所があり、「アドルフ・ヒトラー/著」というのが、そもそも「ウソ」といわれています。
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2008年06月22日

バッツの巨大バッタ

こんばんは。那須野です。

1939年9月9日
アメリカ、ウィスコンシン州のトマー・モニター・ヘラルド紙に「バッツ農園に巨大バッタが来襲」という記事が掲載されました。
その記事には、昆虫が巨大化する原因まで説明されており、「農夫のバッツが果樹園にまいた特殊な植物を食べた結果、あっという間に1メートル近くに育ってしまい、あまりの重さに果樹園内を飛び回ると枝がおれる」というではありませんか。

新聞には、突然変異を起こしたバッタがショットガンを持った人間に駆除されている写真やバッツ氏が巨大バッタを掲げている写真も掲載されていました。

ところが、この記事の最後にはこんな一節が加えられていました。
「この記事を疑う人たちにとって、これは目新しいことではないだろう。ほとんどの新聞記者は世界一の大嘘つきだと思われているのだから」
この言い方だと、すっごくわかりにくいんですが、つまり「この記事は作り話です」という断り書きがあったわけです。

しかし、このパニック記事を読んで不安に駆られた住民の多くは、気が動転して最後まで記事を読んでいませんでした。
この注意書きは、記事の最後の最後、4ページ目に書かれており、多くの読者はそれを見落として本気にしてしまいました。
のちに、バッツ氏と新聞の編集者B・J・フューラーは、悪ふざけの一部始終を告白するハメになったということです。

さて、この巨大バッタの話は、こちらのサイトでも写真つきで紹介されていますので、ぜひ、ご覧になってみてください。

でも、ウッカリ信じちゃダメですよ!(笑)
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2008年06月15日

大男の父親、名乗り出る

こんにちは。那須野です。

ビッグ・フットなどの怪物の目撃談には食わせものが多いものですが、この手の「巨人伝説」は、ずーっと昔からあったようで、『太平洋のサスクワッチ』と呼ばれた大男は、実に1840年から目撃されていたそうです。
この『太平洋のサスクワッチ』、インディアンの間では、それよりずっと以前から何世紀にも渡って語り継がれていた伝説の大男なんだとか。
『太平洋のサスクワッチ』の目撃談は多く、それによると、「全身を分厚い毛皮に覆われ、長い腕を持ち、身長は2m70cmぐらいで、体重は270kg〜400kgほどもある」大男ということでした。

― 1982年、アメリカのワシントン州に住むラント・ミューレンズという元森林警備隊員の86歳の老人が、「自分はその大男の父親だ」と名乗り出ました。
ところが、これは真っ赤なウソで、ミューレンズは1928年から1982年まで、実に50年以上にも渡って森林警備隊の仕事中に大衆に大男の存在を信じさせるためにニセの証拠を置いて歩いていたことを白状しました。

最初、彼は木を削って特大の足型を作り、それを履いてセントヘレンズ山の近くの森を踏みつけて歩き足跡をつけたそうです。ミューレンズがつけた足跡を見て興奮したハイカーたちが、「大男の足跡を見つけた!」と報告するのが愉快でたまらなかったといいます。
その後の50年間に、ミューレンズはさらに6対の足型を作り、仲間の助けを借りて、北西部中に足跡をつけて回ったそうです。

ミューレンズ曰く、
「簡単だったよ。人はたいてい何でも信じるんだから」。
そんなヒマなことをして歩いてる大人がいるとは誰も思いませんからねえ(笑)

このミューレンズとミステリーサークルを作っていた二人の老人は、きっと同じ心持ちだったんだろうな〜。
足跡を見つけた人々が驚いたり、ありもしない目撃談をでっち上げたりするのをクスクス笑って眺めていたんでしょう。楽しくて仕方なかったでしょうねえ。

でも、こんなイタズラを50年以上も続けるなんて、ある意味すごいです。つまらないイタズラに一生懸命になってしまうこの手の人たちに、私は人間臭さを感じてしまいます。
なんとなく憎めないんですよね〜。
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2008年06月01日

動物はウソをつくか?

こんにちは。那須野です。

さて、『騙し騙され史』の第一回目は、「動物はウソをつくか?」について。

チンパンジーを対象にした実験によると、チンパンジーもウソをつくことが判明したということです。
しかし、彼らがウソをついたのは、“ある状況を設定された実験室の中だけ”だったそうです。

その実験は、餌を入れてフタをした容器のありかを、親切な調教師には教え、不親切な調教師には教えないように仕向けるといったもので、若い4匹のチンパンジーを対象に行われました。
実験を行った結果、最終的には、4匹とも不親切な調教師には教えなくなりましたが、実験の意図を理解していたのは、4匹のうち1匹だけでした。

この1匹は親切な調教師には本当のことを教えて、不親切な調教師にはウソをつこうとする姿勢をハッキリと示したそうです。
しかし、この“不親切な調教師にニセの情報を伝える(ウソをつく)”という行動は、実験室以外のところでは観察されませんでした。

もともと動物は物を指差したりはしませんし、人間が動物に物を指差して教えようとしても、指先を見つめるだけで、指先が示している物には注意がいかないものですが、ウソをつくためにはどうしても必要な行動だったので、チンパンジーたちは、餌を入れてフタをした容器のありかを教える方法として「指をさして示す」ことを覚えたそうです。

しかし、実験室を一歩出ると、彼らは決してそのような行動をとりませんでした。
餌を独占できたり、他の動物や意地悪な調教師にニセ情報を与えられるような場合でも、ウソをつこうとしなかったのです。
つまり、「動物にもウソをつくことはできるが、『意図的に騙すためのウソ』は人間に固有のもの」と考えられるということでした。

「人間だからこそウソをつくのであり、ウソをつくからこそ人間である」といったところでしょうか。
ウソをつくことと真実を語ることを区別する能力もまた人間と動物を分けるものなのかもしれません。

『騙し騙され史』では、そんな人間味あふれる(?)ウソ・悪ふざけ・でっちあげ・作り話…の数々を紹介していく予定です。
お楽しみに〜
posted by ASIOS at 11:01 | TrackBack(0) | 騙し騙され史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

騙し騙され史

こんばんは、那須野です。
今日がブログ初登板ですので、まずは簡単なプロフィールを。

那須野 美穂 / HN:NAZOO(ナズゥ)
『気になる資料室』というサイトの管理人
・大阪在住
・女性

このブログには、主に週末(土 or 日)に登場する予定です。

さて、超常現象や不思議な話について調べていると、よくヘンテコな話に出会います。
私のサイトの「爆笑遺物秘宝館(B級オーパーツ)」も、そういったものの一つですが、「マヌケな詐欺事件」や「胡散臭い人物伝」、そして、「よくもまあ、こんな話に騙されるもんだ」と言いたくなるようなB級オカルト事件や、新聞のでっちあげ記事etc...。
私は、これらの話題を中心に更新していく予定です。
題して、「騙し騙され史」。
ためにならない話が多いと思いますが、どうぞよろしくお願いします。<(__)>
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